AndroidManifest.xml は

主流の方 ( src/main/AndroidManifest.xml ) を
環境ごとの AndroidManifest.xml に結合してビルドできる

本記事では、release の buildTypes のみ下部設定値を追加する(結合する)例を記述する。

    <application>
        <meta-data
            android:name="serial_code"
            android:value="serial_code_1234" />
    </application>

手元の環境

Android Studio 2020.3.1
gradle 7.0.3
JDK 1.8
Windows 11(21H2)
Android SDK
- compile, target, min 共に 28

(1) 環境ごとに AndroidManifest.xml を定義する

{プロジェクト名}/app/src 配下を次のように構成する。

{プロジェクト名}/app/src
├─main
│  └ AndroidManifest.xml
.
.
├─release
   └ AndroidManifest.xml << 新規で作るか、main からコピーしてくる

目的のディレクトリ ( release ) 直下に、AndroidManifest.xml を作成する。

面倒な場合は app/src/main 直下にあるものをコピーしてくる。

配置が終わったら、buildVariants 切替やプロジェクトを同期をする。

( [Project] タブ > app を右クリック > Reload from Disk )

AndroidManifest.xml が manifests ディレクトリ直下に2つ見えれば取り込み成功。

環境ごとに追加設定を記述する

release のみ設定追加したいため、 app/src/release/AndroidManifest.xml を以下のように記述する。

app/src/release/AndroidManifest.xml

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<manifest
    xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android">
    <application>
        <meta-data
            android:name="serial_code"
            android:value="serial_code_1234" />
    </application>
</manifest>

プロジェクトタブから AndroidManifext.xml をクリック後、MergedManifest タブが出来ているのでクリックする。

結合後の成果物を確認できる。

捕捉

buildTypes 前提で話を進めたが、同じ要領でやれば productFalvors でも対応可能。

追加だけでなく「主流の方の特定属性だけ削除する」など柔軟な対応ができる。

詳細なやり方は参考の (1) を確認お願いしたい。

参考