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PCヘルプデスクでよく使用するコマンドまとめ

Last updated at Posted at 2023-09-15

PCヘルプデスクでよく使用するコマンドまとめ

  • この投稿では、ヘルプデスク業務にアサインされた方への技術的な指南書としての役割を目指します。
  • 企業で取り扱っているのはWindows10が多い
  • そのため、Windows周りの問い合わせが中心となる
  • ヘルプデスクとして、問題解決にあたるうえで、よく使用する便利なコマンドを覚えておきたい
  • 本記事で、それらについて記録しておく
  • これからヘルプデスク業務に就く方、将来的に必要と考える方の参考になれば幸いです。

参考にしたサイト

Google検索 「Winddows コマンドプロンプト ヘルプデスクでよく使うコマンド」

コマンドプロンプトとは?

  • まずはじめにコマンドプロンプトについて、きちんと理解していなかったので、改めて調べてみた。
  • コマンドプロンプトとは、Windows OSで使われるツールである。
  • 英語だとCommand promptと書く。
  • Windowsの下の検索バーにcmdと入力すると起動させることができる。
  • CLIが用いられている。→文字でやり取りされる。
  • コマンドプロンプトを使う場合、コマンド打ち込んで情報を取得したり、情報を追加したりする。
  • Macで言うターミナルと大体同じ役割。
  • コマンドプロンプトとプロンプトの違いは、
  • プロンプトは、入力を待っている状態を示す言葉?である。
  • 意外と奥が深いので、一旦、ここまでを理解して先に進む事にする。🙇

コマンドプロンプトでよく使うコマンド

  • net user 〈アカウント名〉 /domain
  • ping 〈IPアドレス〉or〈ホスト名〉
  • ipconfig /all
  • nbtstat -A 〈IPアドレス〉
  • gpupdate /force

✏️ net user 〈アカウント名〉 /domain

  • 社内ネットワークに参加しているアカウントの情報を表示させるコマンド。
  • 過去の経験から、ActiveDirectoryで管理されているアカウントの場合は、アカウント名が社員番号になるパターンが多いと予想している。
  • ログインパスワードの有効期限(Windows起動時のアカウント = ADで管理など)や最後にログインした時刻を確認することが出来る。所属している部署やグループについても確認できる。
  • パソコンへログインが出来ない」や「共有フォルダへアクセスが出来ない」などの問い合わせ時に状況確認の為によく使用する。
  • 例えば、営業部から人事部に異動になった社員から「人事部の共有フォルダにアクセスできない」といった問い合わせの時に、net user ****** /domainコマンドを叩いて、所属部署の状況が営業部のままになっていないか?といった確認をする。営業部のままで、人事部に代わっていない場合は、「アクセス権限の付与を行います。反映されるのは明日以降となります。」といった回答をする。みたいな感じになるだろう。

【補足】GUIベースでのアカウント管理も可能

  •  Windows OSでユーザーアカウントを管理するには、ローカルなら[コンピューターの管理]で確認できる。
  •  Active Directoryなら[Active Directory ユーザーとコンピューター]といったGUIベースの管理ツールを利用できる。
  •  だが、ヘルプデスクであるなら、やはりCLIを使いこなしたいところ。
  •  その場合、cmdから、前述したようなnet userコマンドを叩いて管理する方法を覚えるのが良いだろうと予想している。

【補足】cmdで管理できること

  • アカウントの作成/削除
  • 設定内容の確認
  • アカウント有効/無効の変更
  • パスワードの設定

【補足】net userのヘルプコマンド

  • net userのヘルプコマンドのオプションをつけて叩くと、使えるコマンドが一覧で確認できる❗️
  • ヘルプのオプションコマンドは以下の例があり、どれも大体同じ意味だが、短形で表示されるか否かという違いがある。
    • net user /? 短形のヘルプオプション→すべて短形のコマンドが紹介される。
    • net user /help長形のヘルプオプション→こっちのほうがわかりやすいかも。
    • net help user長形のヘルプオプション→上記の長形と意味は同じ。

【業務例】ドメインユーザーをADに追加する

【業務例】ドメインユーザーにログイン権限を付与する

✏️ ping 〈IPアドレス〉or〈ホスト名〉

  • ping〈IPアドレス〉or〈ホスト名〉コマンドを叩くと、対象のデバイスが通信できているかどうかを確認できる。
  • 「ネットワークに繋がらない」というトラブルシューティングの際は、真っ先にこのコマンドを叩く癖をつけておくと良いだろう。
  • pingは「ピン」または「ピング」と呼ぶ。
  • IPネットワークにおいて、ネットワーク上で特定のIPアドレスを持つ機器(例えばパソコン)から応答があるかを調べるためのコマンドである。

ネットワーク障害への対応順( LAN接続の場合 )

  1. いつ、何をしたら、どうなった」といったヒアリングして、そのネットワーク機器のハードウェアあるいはソフトウェア(設定)に問題があるか、アタリをつける。
  2. ipconfigコマンドでTCP/IP設定を確認する
  3. ping 127.0.0.1コマンドで自分に接続できるかを確認する →→原因は、Windowsネットワーク設定?or ネットワークアダプタ?
  4. ping 192.168.3.1(DGW)コマンドでデフォルトゲートウェイまでの接続を確認する →→原因は、ルーター? or Windowsネットワーク設定?or ファイアーウォール?
  5. ping 183.79.250.123(Yahooサイトを例)コマンドでインターネット接続を確認する →→原因は、ルーターやモデムの設定?' or ルーターやモデムの故障?`
  6. pingコマンドで名前解決する →→ つまり上記YahooサイトのIPアドレスではなく、文字ドメインを指定してPingを送信してみると言う事 →→ これがダメな場合 →→原因は、サイト側の問題or DNSサーバーの設定の問題が考えられる。
  • ping 127.0.0.1は自分のデバイスのIPアドレスを指す、特殊なIPアドレスである。
  • 損失 = 0%となれば問題なし。
  • デフォルトゲートウェイのIPアドレスにpingコマンドを実行してみる↓
  • ping 192.168.3.1と叩いてみる、、、
  • 応答として「損失=0%」なら問題なし。
  • 逆に「要求がタイムアウトされました」となると、通信失敗してる。
  • デフォルトゲートウェイ【具体的に言うなら、例えばモデムやルーターが該当する)に通信が行き届いてないという事になる。

「要求がタイムアウト」となった場合に考えられる原因

  • デフォルトゲートウェイ(ルーター)に通信が届いてない状態。
  • Windowsのネットワーク設定に問題があるかも?
  • もしくは、ネットワークアダプタの異常などの可能性が考えられる。
  • 一般的なWindowsネットワーク設定については、このページを参照してね。https://www.pc-koubou.jp/magazine/1439/amp#section04
  • ネットワークアダプターのドライバは、「デバイスマネージャ」で確認してね。
  • あるいは、セキュリティソフトが影響してる可能性もあるよ。↓↓
  • netsh advfirewall set allprofiles state off セキュリティ無効化
  • netsh advfirewall set allprofiles state onセキュリティ有効化
あるいは、ファイアウォールやセキュリティソフト(アンチウィルスソフト)が通信をブロックしている可能性もあります。ファイアウォールやセキュリティソフト (アンチウィルスソフト))の設定も確認してください。Windows 10の標準ファイアウォールを使っている場合は、コマンドプロンプトを管理者として実行し、「netsh advfirewall set allprofiles state off」コマンドで一時的にファイアウォールを無効にできます。確認後に元の有効に戻すには「netsh advfirewall set allprofiles state on」コマンドを実行します。
  • ルーターやモデムの故障の可能性がある、とは言っても、本当にそうなら、周辺機器の広い範囲でネットワーク障害が起きてるはずだ。

  • そうでないなら、LANケーブルの接続の緩みとか、替えのLANケーブルを接続してみてどうか?といった話になるだろう。

  • DNS設定の問題があるかどうかの確認は、また、参考サイトを確認してみてね。

「ping 183.79.135.206」で応答があるのに「ping yahoo.co.jp」で「ホストが見つかりませんでした。」となる場合は、名前解決を行う (URL名からIPアドレスを教える) DNSサーバーに問題があることになります。「3.Windowsのネットワーク設定」を参照してDNSの設定を確認してください。

【引用】https://www.pc-koubou.jp/magazine/1439/amp#section04

参考
https://www.pc-koubou.jp/magazine/1439/amp

参考
https://www.pc-koubou.jp/magazine/1439/amp#section04

✏️ ipconfig または ipconfig /all

  • 自身をはじめとしたネットワーク設定情報を取得できるコマンド。
  • 自身のデバイスのIPアドレスサブネットマスクデフォルトゲートウェイといった情報が確認できる。
  • ネットワークが繋がらない際などに設定状況を確認するために使用する。
  • IPアドレスの他にもDNSサーバーの設定一括で確認できるので便利です。
  • ipconfigコマンドは、TCP/IP設定を確認する事ができるコマンドとも言える。
  • 詳細な情報を表示するときは、ipconfigの後ろに半角空けて「/all」を付けて実行する。先ほどの実行結果に、ネットワークカード(NIC)の名前やMACアドレスDHCPサーバーDNSサーバーが追加される。トラブルシューティングを行うときは、情報量の多いipconfig /allを実行すると良いだろう。

【補足】IPアドレス・TCP/IPとは

  • IPアドレスというのは、インターネットの世界で使われているTCP/IPというプロトコル (規格)で通信を行う際の住所に相当するもの。
  • IPは場所や送信、運ぶ役割。
  • TCPは受けた情報を順番に並べ替える役割。

【補足】サブネットマスク・インターネット・デフォルトゲートウェイについて

  • サブネットマスク外の世界(インターネット)と自分のデバイスを繋ぐ役割を果たすもの。
  • デフォルトゲートウェイは、サブネットマスクとインターネットを繋ぐ出入口となるアドレスである。
  • サブネットマスクはほぼ、「255.255.255.0」となる。
  • なお、IPアドレスの192....とかは、10進数で表現されている。
  • IPv4も10進数で表現されている。
  • おそらくIPv6でのアドレスは16進数で表現されていることがおおい。

【補足の補足】IPv6は16進数で表される。

IPv6アドレスは,コンピュータ技術の世界で数字を表現するときによく使われる16進数で表す。具体的には,128ビットを16ビットごとに「:」(コロン)で区切り,それぞれの16ビットを16進数で表記する。つまり,コロンで区切られた数字は0~ffffのいずれかになる。

引用: https://xtech.nikkei.com/it/free/v6start/road2_v6/20011202/6/

✏️ nbtstat -A 〈IPアドレス〉

  • IPアドレスから利用しているパソコン名(ホスト名)を調べるコマンド。
  • IPアドレスが競合してしまった時にパソコンを特定する際によく使います。
  • 競合してる際はネットワーク障害も起きてる可能性あり→pingコマンドも併せて叩いてみると良いだろう。

✏️ gpupdate /force

  • グループポリシーの適用を強制するコマンド。
  • 社内ネットワークのパソコンの中には何らかしらのトラブルでグループポリシーが適用されない場合があるので、その際に利用する。
  • Active Directory環境では、システム各部に関する設定を「グループポリシー」の機能を使って制御している。このグループポリシーは、クライアントPCが起動するときや、ユーザーがシステムにサインインするときなどにロード・適用されるようになっている。またバックグラウンドでも、ある一定時間ごとに更新されている。
  • だがシステムやネットワークの設定状態や、何らかのトラブルや設定ミスなどにより、グループポリシーが正しくクライアントに伝達されない場合がある。
  • また、サーバ側でグループポリシーを更新しても、その変更がクライアントへすぐに通知されるわけでない。しかし動作テストなどの際には、その変更されたグループポリシーの設定結果を速やかに確認したり、適用したりしたいだろう。
  • gpupdateコマンドは、Active Directory管理用に提供されているコマンドラインツールの1つであり、Windows OSには標準装備されている。
  • デフォルトの(つまり/forceオプションを付けない)場合、グループポリシーのうち、変更があった部分のみが適用される。
  • 一方、/forceオプションを使えば全て再適用される。更新したグループポリシーや定義しているはずのポリシーが何らかの原因でうまく適用できない場合は、このオプションを使って強制的に再適用させるとよい。
  • gpupdate /force

引用:https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/spv/0509/17/news048.html


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