はじめに
パチスロ好きの皆さん、お店の高設定の傾向が掴めずに苦労していませんか?
特に末尾系の傾向の場合、いかにライバルに差をつけていち早く、正解末尾の台に座れるかが重要となってきますよね。
そんな方がに向けて開発したのが、パチスロ打ちのための末尾発見ツール「Arisou」です。
▼アプリ名:「パチスロ末尾発見ツール Arisou」
▼サービスURL:https://arisou.herokuapp.com/
▼GitHub URL:https://github.com/ym0628/arisou
サービス概要
- パチスロで高設定を探すことに苦労している人へ
- 高設定の配分が可視化できるツールを提供し
- お店の高設定の傾向(末尾寄せ)を素早く察知できるようにします
主な機能と使い方
ツール入出力機能
ツール入力画面 店舗名・パチスロ総設置台数・台番・差枚数を入力して出力します。 |
ツール出力結果 入力した値から、末尾ごとの勝率・総差枚数・平均差枚数が算出されます。 |
マイページ機能
ツール出力結果一覧 登録ユーザーはマイページから出力したデータの確認・編集・削除が可能です。 |
サービスを作った背景
自分自身パチスロのヘビーユーザーであるため、「こんなサービスがあれば絶対使う!」と思えるサービスを考えました。昨今のパチンコ・パチスロ業界では、勝つための立ち回りを行うのが年々難しくなってきています。
- 年々厳しくなる遊技機の規制(台スペックの低下)
- 店舗経営の悪化〜閉店・倒産ラッシュ
- 店舗による客への出禁措置ルールの強化
厳しい状況下にあるパチスロ業界においても、長く遊ぶためには、低設定台を避け、高設定台に座ることが必要です。本サービスのユーザーが高設定台が投入されるお店の傾向をいち早く察知して確保するために、このサービスを考えるに至りました。
工夫したところ
動的に追加・削除ができる入力フォーム
cocoon gemを採用し、入力フォームを非同期で追加・削除できるようにしました。
モジュール化してFatコントローラー、Fatモデルを解消
受け取ったパラメーターを加工、計算するビジネスロジックをコントローラーに記述していたことで、Fatコントローラーの状態なっていました。
そこで、ビジネスロジックを計算の種類ごとにmoduleに切り出して定義することで、コントローラーとモデルのFat状態を回避し、見やすく、管理しやすい設計にしました。
使用技術
▼バックエンド
- Ruby 3.2.1
- Ruby on Rails 6.1.7.3
- Node.js 19.6.0
- Yarn 1.22.19
▼フロントエンド
- Sass/SCSS
- Bootstrap5
- font-awesome-sass
▼インフラ
- Heroku
- PostgreSQL
- SQLite3
▼主要ライブラリ (gem)
- Sorcery (ユーザー認証)
- rails-i18n(i18n 国際化対応)
- cocoon (入力フォーム生成)
- dotenv-rails (環境変数の設定)
- sitemap_generator(サイトマップの作成)
- meta-tags(OGP、メタタグの設定)
- rspec-rails(テストフレームワーク)
- rubocop(Lintツール)
ER図
制作期間
2023/03/21〜2023/06/21まで、3ヶ月間で本リリースを迎えました。
今後について(追加機能の予定)
- ゲストユーザー機能(未ログインでもツール入力・出力が利用できるように)
- 台番号の自動入力機能(●●番~●●番と入力すれば、複数の台番号を自動的に入力してくれるような感じを検討中)
機能の追加情報があった際は、Twitter等から告知いたします。
https://twitter.com/ArisouPachislot
さいごに
今回、イチからWEBアプリケーションを作成したのは初めてで、つまずいた場面も多々ありましたが、何とかリリースを迎えることができてホッとしています。
完全に趣味の領域に関するサービスなので、どのくらいの方にご利用いただけるかは分かりませんが、個人的には「こんなアプリがあったら欲しい!」と思えるようなサービスを作成できたと思っています。
まだまだプログラミング学習の身ですが、今後も新しい技術を積極的に使ってみるなど、チャレンジ精神を忘れずに取り組んでいきます。
本アプリケーションについて何かご意見・ご感想等あればコメント頂けますと幸いです。