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誕生日を祝ってもらって嬉しかった話

Last updated at Posted at 2021-12-08

この記事は ゆめみ Advent Calendar 2021 の 8 日目の記事です。

はじめに

ゆめみとはパートナーとして関わっています。(業務委託契約となります)
ゆめみでは Slack にメンバーの誕生日を祝う bot がいて、誕生日になるとお知らせのメッセージがポストされ、そのメッセージに他のメンバーがスタンプをつけて祝うという仕組みがあります。

12月7日、昨日のことですが、その日は私の誕生日でした。
そのことにチームメンバーが気にかけてくれ、誕生日のお知らせが流れないことから、原因を探って、祝ってもらい嬉しかったというお話です。
この出来事の一連のフローが仕組みとして素晴らしいと感じたのと、自己組織化において必要な要素が詰まっていると思い言語化してみる記事です。

起きたこと

祝われるまでに起こったこと

  1. 誕生日なのに bot からお知らせが流れてこないことにチームメンバーが気づく
  2. 社内SNSに生年月日を登録でき、これが未登録だったことがわかる
  3. 社内SNSの生年月日の変更権限を持つチームに変更を依頼する
  4. 今日誕生日なので bot 開発担当に追加で流してもらうことを依頼する
  5. 社内SNSが更新され、誕生日を祝う bot からお祝いしてもらう

祝われたあとに起こったこと

  • 同じようなパートナーに対して生年月日を任意で登録できるように個人情報回収の提案が行われる

自己組織化において必要な要素

  • 意思決定が個々に行われている
  • 問題の特定から関連するチームの特定が行われる
  • 関係者への依頼が Slack で完結している
  • 問題解決後に改善案が提案される

意思決定が個々に行われている

このため、動きがとても速く感じました。
11:08 に気づいてもらって、12:12に対応が完了していました。

問題の特定から関連するチームの特定が行われる

この部分に関しては、今回気づいてくれたメンバーの強力なレファレンス能力あってのものでした。個人に依存しないように、このメンバーが気づいてくれたようなレファレンス bot ができるともっと良いでしょう。
今回のケースでは、このメンバーのレファレンス能力がないと、流れないねーで終わっていた可能性は大いにあります。
もう少し掘り下げると、関連するチームの特定が可能だったのは、適切な責務においてチーム分割が行われているのも特定を容易にするチーム設計だったのではと思いました。
今回のケースに限らず、こういうことならこのチームかなという委譲がよく発生していると感じます。

関係者への依頼が Slack で完結している

まず Slack のチャネル設計がチーム設計に沿っていて、 Slack 上なので当たり前ですが、チャネル間でシームレスに連絡を取り合うことができ、背景の共有や依頼がスムーズに行われました。
自己組織化の要素に Slack という特定のサービスが加わるのは違和感がありますが、現在のリモートワークを基本とする組織体制においては、 Slack でなくても良いですが、マルチチャネルのテキストコミュニケーションサービスは必須だと感じています。

問題解決後に改善案が提案される

このような改善案が個々の意思決定において提案されるので、チームを起点とした変化が自発的に起こり、自己組織化として機能していると感じました。

余談

以前、新規サービスを企画するときに「誕生日を絡めて」と言われました。

サービスにおけるバースデイ指向

生年月日を登録するサービスは、誕生日や誕生月に絡んだ仕組みを取り入れることが広く行われています。

  • 誕生日を登録するゲームは、ゲームのキャラクタがプレイヤを祝ってくれます
  • お店やECサイトでは、誕生月にバースデイクーポン等を発行してくれます
  • Twitter では風船が飛びます

会社もこれらサービスと同様に生年月日を扱う一つのサービスとして捉えると、これに絡んだ仕組みを取り入れると離脱率が減るという傾向があるかもしれません。

サービスにおけるバースデイとは

サービスにおいてはそのサービスに登録した日を記念日として、バースデイ扱いにし、1周年だったりを祝うというのもあります。人によっては、誕生日を登録することに抵抗があることもあります。そのサービスと関わった期間を祝ってもらえるのは、サービスに密接したイベントとしてより思いが強くなると考えます。

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