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AWS SAA(SAA-C02)受験レポート

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はじめに

AWS SAAを取得したので私と同じような環境・経歴の方の参考になればと思い投稿します。

資格取得を思い立った時の自分の状態

  • とあるプロダクト専任チームに異動するもなかなかアサインされず、このままだと評価に響くなと悩んでいた
  • 上記プロダクトは専門性も今のところの需要も高いものの、この先ずっとこれ1本で食べていける想像は出来なかった
  • 尖ったスキルに加えて、汎用性の高いスキルを身に着けたい
  • インセンティブで数万円貰えるし、価値も高められるので今後のキャリアも見据えSAA取得を決意

経歴

  • エンジニア歴約8年のNW嫌いなサーバ寄りインフラエンジニア。ほんのちょびっとコンサルティングも経験。
  • 資格は研修時代に取得したLPIC1(現Linuc1)のみ
  • AWS含むクラウドの実務経験なし。検証環境でEC2,VPCを触った程度

ターゲット

  • なるべくお金をかけない(受験料も会社負担なのでUdemy1,500円のみ)
  • 1~2か月程度での合格を目標
  • 勉強は1日3時間程度。週末や年末年始はお休み。

試験対策

  • AWS:ゼロから実践するAmazon Web Services。手を動かしながらインフラの基礎を習得
    兎にも角にもサービス名と概要を覚えなければいけない。なのでまずは動画での解説を眺める。この動画はハンズオンの時間帯もあるので初心者にはありがたい。
    メリット:NWやDNS、Load Balanceなどクラウド関係なくインフラの知識も身に着けられる
    デメリット:特になし。強いて言えば、講師の話し方が独特

  • CloudTech
    無料で最大200問の問題を受けられるのでまずはこれをひたすら解く。講師からのアドバイスとして、1~10問目を2週してから11~20問目を解く。なぜなら人は何かを思い出すときに記憶が定着するからだと。
    メリット:10問単位で結果が分かり解説も丁寧なので、なぜ間違ったのかがすぐわかる
    デメリット:出題が優しすぎて本番試験に則していない。そのため無料範囲のCloudTechのみで受験するのはやめておいたほうが良い。余談だが、Snowballは現在は非推奨なので選択肢をSnowball Edgeに修正してほしい

  • 【2022年版】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座
    これは購入必須だと思う。Udemyは頻繁にセールをやっており1,500円程度で買えることも。65問×6種類の模擬問題があり、出題内容も本番試験に近い内容となっている。
    メリット:本番試験相当の問題に触れることができる。出題のされ方に慣れるという意味でも非常によい
    デメリット:65問解き終わらないと回答が見れない
    以下の注意書きがあるが、本試験を受けた人間から言わせてもらうと、この模擬問題をスラスラと回答できないと合格は厳しいだろう。

    試験レベルで難易度の高めの問題などを中心に構成しており、今一歩合格が出来ていない方向けの最終仕上げとしての問題集です。

    本模擬試験は多様で難易度が高い問題になれてもらうことで、合格する可能性を高めることを目的としています。したがって、正答率が70%未満であっても、本試験に合格することができる方も多いです。

  • AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座(SAA-C02試験対応版)
    SAA-C02に特化して解説している動画。上3つの合間に見直すことで理解を深められることだろう。最初は理解できなくとも問題を解いていく中で、動画で言っていた意味が理解できた瞬間が何度もあったのでこれもおススメ。

    「ゼロから~」でまずはサービスや挙動を確認し、「CloudTech」で記憶を定着させ、「【2022年版】これだけでOK!~」で出題傾向に慣れ、「AWS 認定ソリューションアーキテクト~」を適宜見直す。これで私はSAAを合格できた。あとは自分なりの資料をエクセルにまとめてみるとよいと思う。余力がある方は、実際にサービスを動かしてみるとより理解が深まると思うが、私の場合は合格することに重きを置いていたのでひたすら問題を解いていった。

スケジュール

  • 2021/11/29 勉強開始
    まずはUdemyで動画を購入しCloudTechに会員登録する。なお、AWSはアップデートが頻繁に行われるため書籍は購入していない。
  • 2021/12/27 オンライン試験(トラブル発生)
    オンライン試験の登録方法は他の方が紹介しているので割愛する。
    (8年前に買ったMacでは)スペックが足らずファンが唸りを上げマウスが動かなくなりチャットでの問い合わせも出来なくなる。監督員から非通知での電話にてカメラから試験の様子を確認できないのでPC再起動するよう指示される。
    再起動するもまたすぐにPCが固まってしまう。今度はPCにインストールしたアプリ越しで監督員から試験の様子を確認できないので、今回の試験は中断することに。バウチャーを発行するので再度受験してほしいと言われる。
    5問ほどしか進めなかったが問題が難しすぎて合格できる気がしなかった。なので無料で再受験できたのは不幸中の幸いだった。
  • 2022/1/5 勉強再開
    「【2022年版】これだけでOK!~」をひたすら解いていく。最終的にどの模擬試験も10周ほど受け、おおむね90%まで行った。
  • 2022/1/29 再受験
    今回はテストセンターにて受験。130分の中で80分ほどかけて解き、見直しで40分ほど費やしたので結構疲れた。絶対受かりたかったからね!試験提出後アンケートも答えたらその場で合否が表示される。まったく心の準備していなかったがめでたく合格の文字が!ちなみに730点だったのでギリギリ。

出題問題における前提条件で最適なサービス・組み合わせ・区別の把握に苦労した

  • データベース(RDS, ElastiCache, Aurora, DynamoDB)
  • ストレージ(S3, EBS, EFS, Glacier)。特にS3はデータの保持期間と取り出し速度に応じて5段階に分かれる
  • 頭文字で出題されてもわからないので正式名称を覚えてサービス概要と紐づけておく(SMS, ADS, DMS, KMS, SWF…)
  • SESとSNSのEメール利用の使い分け
  • CloudFormationとElasticBeanstalkは被ってる機能が多い。因みにOpsWorksだけはChef/Puppetが条件なので覚えられた
  • 位置情報ルーティングポリシーと地理的近接性ポリシーの使い分け

これからSAAを受験する方へ

※理解するよりも合格することを目的とする人向け
同じ問題をひたすら解け。答えを覚えてしまうほどに繰り返し解け。

最後に

Twitter, Qiita等で「○日間の勉強で合格」や「〜に合格して○冠達成」みたいな投稿がありますが、そんなの無視してください。何の参考にもなりません。なぜなら資格取得は他人と競うものではないからです。自分のペースで進めていきましょう。

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