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「腰痛って本当に怖い!」救急車で運ばれたエンジニア(僕)が健康と体調管理の大切さを語る

Last updated at Posted at 2022-12-07

LITALICO Advent Calendar 2022 8日目の記事です

この記事で伝えたいこと

  1. 体調管理を粗末にした結果健康を損ねたらどうなるか、筆者の経験談を参考に知ってほしい。
  2. 体調不良になる前の予防方法の基本を知ってほしい。

救急車に運ばれた

ある日の物語

下から始まる物語は筆者に起こった事実ですが、若干の誇張が入っています。

ある、夜の暑さと寒さが入れ替わってきた頃の話。

それはいきなりだった。
夜中ベッドで寝ていたら、意識が闇に沈んで戻れなくなりそうな感覚に襲われた。

ただの眠気ではない。
身体中は重く縛られたような感覚。
気を抜いたら自分の意識が消失して完全に動けなくなってしまいそうな感覚。
抗おうと気力で意識を保とうとするが、その感覚は次第に大きくなっていく。

ーーやばい。やばい。やばい。やばい。

体がガタガタと震える。
寒さではない。
むしろ、体の中に熱がこもって暑いくらいだ。

途切れ途切れの意識をなんとか繋ぎ止めながら、身体中にくくりつけられた鎖を振り払って上半身を起こす。
呼吸に意識を集中させ、深呼吸を試みる。

ーー落ち着け。落ち着け。

それでも震える体と、耳まで聞こえるほど体を打ち付ける心臓が、それを妨害する。


恐怖が、体を支配した。


ふと、横で寝ているパートナーを見た。
その人は穏やかな表情で寝息を立てている。
「どんな夢を見ているだろうか?」
「起こさないようにしないと。」
普段なら、その表情を見てこう思うだろう。
だが、その時は違った。

「もしも自分がこの世からいなくなるのなら、その瞬間を見てほしい。」

そう。
あまりの突然の出来事に、あまりの恐怖に、
自分の人生を諦めた、自分がいなくなる未来のイメージが、自分の頭をよぎってしまった。

ーーそうじゃないだろ。自分が死んだら悲しませてしまうかもしれない。

頭を振り、悪い思考を振り払う。
わずかに自分の中に残っていた生への執着心を、失わないよう手を伸ばす。
その伸ばした手で横にいたパートナーの体を揺すりながら、こう言った。

「救急車を呼んでほしい。」

オチ

そのまま救急車で運ばれた僕が受けた診察結果は、
特に異常なし、でした。

体が震えていたのは、ただの寒気。
意識が途切れようとしていたのは、ただの眠気。

暗闇で自分で否定していたことが、普通に原因でした。

物語について

上の物語では、記事にするために若干表現を誇張しています。
しかし、そのときに僕が感じたこと・思ったことは、殆どそのままです。

本当に死ぬかと思いましたし、本当に自分が死ぬ瞬間をシミュレーションしました。

では、この物語で何が伝えたかったのかというと、
それは日頃の体調管理を怠ると良くないよということです。

あまりにも当たり前で普通な話です。
ですが、今回このような経験を経て、僕は自分が見落としていた体調管理のもう1つの観点に気づけました。
それを紹介できたら、と思います。

なお、今回の話は個人差も大きく出るものですので、参考程度に見ていただければ幸いです。

体調管理ってなんのためにするの?

新型コロナウイルスがいまだに猛威を奮っており、リモートワークが一般的になった昨今、健康に気を使う方も増えてきたのではないでしょうか?
特に最もQiitaを読む層であるエンジニアは、ずっと座りながら仕事をするため、健康について真剣に考えなければなりません。

しかし、あらためて考えてみると、
そもそも、体調管理ってなんのためにするのでしょうか?
ざっと考えてもたくさんの理由が出てくると思いますが、

  • 100%の状態で仕事に打ち込むため

このような考え方もあると思います。
病気にかかりやすくなれば、通院などや療養で仕事を休んでしまう日数が増えてしまいます。
腰が痛ければ、仕事の合間に休憩を入れる回数も多くなりますし、痛みがひどいと仕事に集中することができません。

ですが、もう1つ大事な観点があります。

それは、
体調不良が習慣になるとメンタルがやられやすくなるのです。

体調不良が習慣になるとメンタルがやられやすくなる

物語の背景

上で書いた物語には実はこんな背景があったのです。
後日、MRIなどで検査を行った結果も含め、症状を以下にまとめました。

  • 腰と背中と首の痛み
    → ヘルニアになりかけている。また、これにより体の痺れが発生している。
  • アレルギー性鼻炎と慢性鼻炎は併発している。
  • 一瞬意識が飛ぶような感覚
    → ヘルニアのための筋緊張緩和の薬と、鼻炎の薬による眠気
  • 息苦しくなる感覚
    → 体調不良が引き起こすメンタルのやられ

この中で一番注目していただきたいのが、一番下の
「体調不良が引き起こすメンタルのやられ」 です。
そしてこれが、上の物語のような現象を起こした引き金となっています。

物語の原因

物語のような出来事のきっかけとなったのは、不安感による寝付けなさです。
メンタルがやられていたことで、考え事が頭をぐるぐるとよぎり、体は寝ていても頭が冴えてしまっている状態になります。

しかし、筋緊張を緩和する薬と鼻炎の薬には眠気を誘発する作用があり、強力な睡魔が襲っています。
特に筋肉の方の薬は、個人差はありますが僕の場合で言うと、1回飲むとその日10時間寝ても眠気が取れない状態になります。

そのような覚醒と睡魔が同時に襲った状態になることで、局所的にさらなる不安に襲われ、自律神経が狂います。
それこそ、本当は寒いはずなのに、自分から掛け布団を剥ぎ取ってしまうほどの暑さを感じるようになります。

そして救急車に運ばれる時に、お医者さんに見てもらえるという安心感から徐々に落ち着いていき、病院に着く頃にはある程度の症状が治まったと言うことです。

なぜメンタルがやられたのか

まず最初に言っておきたいことがあります。
それは、 「会社の仕事や人間関係で嫌なことはなかった」 と言うことです。
むしろ、日頃から僕の体調の相談に乗っていただけたりと、本当にお世話になっております。
本当にありがとうございます。

ではメンタルがやられた原因は何かというと、記事の中で何回も書いているように、体調不良が原因になっています。

原因1:体調不良によって、理想とのギャップが現れる

先にも書いた通り、筋緊張緩和の薬は僕にとって眠気がものすごく発生する薬です。
そのため、自分が理想としているタスクの進捗と大きく進捗がかけ離れてしまいました。

これが1つ目の原因です。
しかも、これは仕事に限らない話です。

僕は趣味で(拙いですが)イラストやラノベっぽいものを書いています。
さらに当時は、健康を意識して筋トレにも励んでいました。

しかし、腰を壊して薬を処方されてから、意欲が眠気に負け続け、やらない日がどんどん増えてきました。

それにより、自分が描いていた仕事や趣味の理想状態とかけ離れた生活が続くようになります。
そして、「こんなこともできない自分なんて・・・」と考えるようになってしまっていたのです。

原因2:体調不良によって、常に体のことが頭から離れなくなる

腰痛は怖いです。
少しでも無理な体勢を取れば、すぐに腰が痛くなります。
いついかなる時も、「この体勢は大丈夫だろうか?」と考えてしまいます。

休憩中に横になろうにも、
「体を横向きにしたら、腰に良くないな」
「うつ伏せはもってのほか」
「仰向けでも腰の反り方に気をつけないと」
こんな思考がよぎります。

こんな状態では、まともな休憩を取ることができません。

原因3:体調不良によって、常に恐怖が思考の片隅にある

ここまでくると重症です。
特に体の痺れが表れた時が顕著でした。

頭ではわかっているんです。
これは腰痛からくる体の痺れだ、と。

しかし、頭のどこかで考えてしまいます。
「この痺れが全身に回ってしまったら、そして最終的に体が動かなくなったらどうしよう」、と。

そんな思考が、自分の心の体力をどんどんと削っていきます。

原因4:体調不良によって、お金がかかる

治療にはお金がかかります。
検査にはさらにお金がかかります。

僕は上記の体調不良の原因を特定するために、MRIを3回受けました。
体の痺れの不安感を払拭するために、余分ではありましたが、頭部のMRIも受けました。

MRIは1回5,000円以上します。
それを3回。
馬鹿にならない出費です。

お金の余裕は、心の余裕に直結します。
何かあっても、お金があれば大丈夫だろうと思えます、
しかし、お金がなければそんな余裕は無くなります。

これらの原因が僕のメンタルを削っていきました。

体調不良を引き起こさないためにできること

これまで延々と書いてきたように、体調不良にはならない方が吉です。
なので、体調不良になる前の予防、各症状にならないように対策をしていきましょう。

下に書いているのは、あくまで「予防」です。
体調不良になった場合は自己判断せずに、速やかにお医者さんにかかりましょう。

腰痛

今回の僕の話で一番多かったのは、腰痛です。
やはり、デスクワークの一番の敵ですね。
対策方法は何点かあります。

1:適度に席を立つ

一番オーソドックスでやりやすい方法です。
しばらく作業したら、席を立ってしばらく歩いたり背伸びをしたりしましょう。
ポモドーロテクニックとも相性がいいです。
例)25分の作業ごとに席を立つ。

2:スタンディングデスクを使う

環境から変えてみるのも手です。
背中が丸まるような姿勢は良くないので、立って作業することでその状態をなくしましょう。

しかし、背中を反ってお尻を突き出すような立ち方は腰に良くないので、立ち方にも注意は必要です。

3:湯船に浸かる

シャワーばかりの生活をしていませんか?
湯船には体の血流をよくし、緊張をほぐす効果があります。
たまには湯船に浸かってみましょう。

4:ストレッチ・筋トレ

腰痛で病院に行っても、結局はストレッチをするように指導されます。
ストレッチだと腸腰筋、筋トレだと腹筋(体幹トレーニング)が姿勢を維持する上で必要です。

また、ストレッチはお風呂上がりが効果的です。

メンタル

今回のこの記事のように、体調不良が原因で気持ち的に疲れてしまう時が来るかもしれません。
また、体調不良じゃなくても、同じように心にダメージが蓄積する時もあります。
そんな時の対処法です。

1:ちゃんと休む

やっぱりですが、ちゃんと休むことが大事です。
ストレスの原因となるものから1度離れて、休みましょう。

2:ちゃんと寝る

寝ましょう。
寝るのって思っているより大事です。

特に新社会人の方はまだ若いので、その大切さに気づきにくいかもしれません。
しかし、睡眠は後から響いてきます。

個人差もありますが、最低でも6時間は必ず寝るように心がけましょう。

いずれにせよ

大事になる前に、対策することが大切です。

病気になる前の予防。
これが一番大切です。

なお、上に対策方法を書きましたが、症状が現れた場合は決して自己判断せず、体調不良を感じた場合は病院にかかるようにしてください。
大切なことなので、もう一度書きます。

症状が現れた場合は決して自己判断せず、体調不良を感じた場合は病院にかかるようにしてください。

お医者さんは偉大です。

まとめ

  • 体調不良は肉体的な側面からパフォーマンスに影響を与える。
  • また、体調不良はメンタルにも不具合を起こす。
  • 体調不良にならないように対策できることはやっておこう。
  • 体調不良になったら、自己判断せずに病院に行こう。

以上です。
みなさんも体調に気をつけて、お仕事頑張ってください!

終わりに

明日は@yamaguchi6さんが担当されます!
お楽しみに!

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