1.受験票の初見殺し
受験票には集合時間が書かれており、全員の集合時間と書かれていた(ハズ)。一方で、免除試験は当該科目を受験できない(免除なので当然だ…)受験教室には入ることはできない。
私の読解力不足もあるかもしれないが、受験票を読むとそのようにも読める。
免除されるのは、午前1試験である。つまり順番で言うと最初の試験が免除されることになるわけだが、集合時間と書かれている以上、午前1試験よりも前に設定された集合時間に集合しないわけにはいかない(真面目か)。
真面目に集合してみる。係の人にどこにいればよいか聞いてみると、ロビーの待合室で待っていて構わないそうだ。
私は集合時間の1時間前に集合していた。つまり、8時10分から10時40分までロビーにいることになるらしい。
しかしここで疑問が残る。ロビーにいたところで、受験票をチェックされる気配は全く無い。
集合時間と書かれているが、午前2試験に間に合えば問題ないのではないだろうか?(結論から言うとその通り)
誘導の係員さんに聞くと、免除試験の意味を全くわかっていない様子だ。こういうときは本部に聞くのがセオリーなのだが、どうにも要領を得ない。やっと話のわかる別の方が来て、本部に確認してくれるらしい。
この書き方は不親切なので、質問が増えると受験会場も混乱する。
応用情報を取得して、午前1試験の免除で、支援士の試験を受ける人は多いと思うから、今後はなんとかして欲しい。
2.試験は午前2試験から受ければ良い
頑張ってくださいと声を掛けられ、私はひとまずスターバックスへいき最後の悪あがきを開始した。少々時間を無駄にしてしまったが、始めて受ける試験だから仕方ない。
村山本でセオリーを読み解く。
2時間弱勉強し、近くのショッピングセンターが開く。
腕時計がスマートウォッチだったため、忘れていたと試験用に腕時計を買いに行く。ダイソーで500円の腕時計を購入した。
3.午前2試験時間には意外と余裕があった
ITパスポート、基本情報、応用情報を突破したうえで、支援士に望む人であれば特に対策に苦しむことはないと思われる。時間的にも、問題の内容的にも、妥当なものが出題される。そんな印象を受けた。
配点は不明だが、おそらく75%ほどの達成率はできたのではと思われる。
休憩時間は意外と少ない。ゆっくり昼食を取るよりは、このまま会場で対策したほうがいいと考えた。
午前2問題のミスっていた場所を確認。
午後に重複する内容が出題されることはないと思うが、理解が及んでいない部分があるのが気持ち悪いのと、間違って覚えていることがあると午後問題にも支障をきたす可能性があると考え、その場で調べて自己採点した。
午前は突破しているはずだ、と安心したかった心理も働いたのかもしれない。
4.いよいよ本番、午後試験…
問題用紙と解答用紙が配られる。開始するまで、問題を開けることは禁止である。
ただし、注意事項をよく読んでくださいと言われるので、問題用紙の裏と解答用紙を表を見ることは可能である。
つまり、この解答欄の書式からどのような問題が出そうかを考え始めることができる。
※解答用紙をめくっていいのかどうかは現場のオペレーションによると思われる。ただし、解答用紙はめくっていている人はいたため、大丈夫なのだと思う。
午後試験開始。
まずは問題をざっと見て、どの大問を選択するか戦略を立てる。しかし、どの大問を選択すべきかはかなり迷った。過去問にあったような知識だけで答えられるような出題が見当たらなかったためだ。
これは想定外で、難しく感じた。問題文をよく読み、中身を精査しなければ、大問を選択するのも厳しかった。
テーマ自体はそれほど難しいテーマではないと感じたが、問題として問われていることは高度だと感じた。
問の答えを組み立てるためのヒントが本文中に少ないと感じられた。前提知識を問うような出題意図があるのかもしれない。しかも、知識さえあれば解けるような問題は避けている。難易度は確実に上がっていると思う。文章力もかなり必要。
とりあえず、すべてではないが解答欄をある程度埋めた。選択問題もあるにはあるが、理解していないと正しい回答を出すのは難しそうな感じだ。答えを書いた部分が総て丸でも85%といったところだ。頼む、合っていてくれと願いながら無情にも試験時間は終了した。
時間は思っていた以上に無駄にしてしまった。準備はしていたつもりだったが、初見の問題がここまできついとは思わなかった。
5.不正行為?
試験時間が終了し、試験官が解答用紙の回収を始める。応用情報より数は少ないとはいえ、100人近くはいると思われる会場である。解答用紙の回収には時間がかかっていた。
そんな中、試験官の中で一番偉そうな人が、ある受験者に声をかける。
「今、書きましたよね?」
どうやら、試験を回収している時、解答用紙に何かを書いてしまった人がいたようだ。
私の何席か前に座っていたその受験者も最初は否認していたものの、面接官も一歩も譲るつもりはないらしく少しの間問答があった。不正を認めたのか定かではないが諦めたような様子であった。
もし不正であるならば、大方どの問題を選択したかに◯でもし忘れたのだろうと思いながら私はその一幕を注視していた。少しの間があって、本部への報告とともに、どのような対応がとられるかなどの説明が行われたようだ。
大げさかもしれないが、有限な時間の中で、人生を賭けて挑んでいる人もいるだろう。
公平にやってくれたほうがこちらとしてはありがたい。
6.反省点
解答を自らの文章力と知識で作成する力が問われているような気がします。
ひとまずは、結果待ちです。どのような結果になっても、再度チャレンジしていきたいと思います。
何かの足しになれば、幸いです。