はじめに
オープンロジのQAチーム所属の岸と申します。
オープンロジに入社してまだ半年未満なので、入社前のことも含めて記載します。
オンライン業務の育成って難しいよね
コロナ禍直後にものすごい勢いで様々な業種、職種がオンラインでの業務遂行への切り替わりを余儀なくされ、すでに4年が経過。
当初は急激な変化で組織内、社内、あるいは客先、取引先含めて大慌てでなれないやり取りをしたことも今は良い思い出と経験になっています。
そんな慌ただしく始まったオンライン業務においていくつかの組織でQAの管理に携わらせていただき、QA未経験者の育成をする機会が何度もあった。
組織全体の規模、QAの規模や役割、育成に関わる人、育成対象の人はそれぞれ異なっていましたが、総じてオンライン業務におけるQA未経験者の育成の難しさを痛感しています。
この「育成の難しさ」はオフライン環境に比べ、オンライン環境では成長速度が遅くなるのでは?と思っています。
当然のことながら オンライン、オフラインで同じ人を育成して比較ができているわけではないのであくまで体感的な話であり、数字的な根拠は乏しい。
このあたりオンラインでの育成について思っていることをつらつら書いていきますね。
なんでだろうね?
成長速度が遅い原因はなんだろうか?
思い当たるものを記憶だよりにピックアップしてみる。
- 育成対象は自分の速度が遅いのか早いのかがわからない
→改善する機会やうまいやり方を共有する機会が生まれにくい - 他の人のうまいやり方を盗めない
→周りからスキルを吸収する機会が少なく成長しにくい - 作業の停滞や悩んでいたりする時に気づきにくい(リアルタイムなフォローがしにくい)
→「鉄は熱いうちに打て」ができない - 作業の結果だけしか見えず、手順が見えにくい
→どこに問題があるのかわからず適切なアドバイスが行いにくい。 - 良い取り組みをしてもプロセスに対する取り組みの場合、気づきにくく褒めるタイミングがない
→小さな良い所が見つけられず達成感、承認欲求が満たされず改善意欲が低下する - 育成をする側がオンラインでの育成をされていない
→個人にも組織にもオンラインの育成のノウハウがない
こんな感じかな?
・オフラインで見えるとこ
オフラインの場合、指示をしてからどんな様子で作業をしているのか逐次見える範囲にいるので、今どんなことをしているのか把握しやすく、進み具合、悩み具合を元にフォローしやすい。
オンラインで見えるとこ
一方、オンラインの場合、育成する側、育成される側のどちらかが声をあげないと様子を把握する事ができずフォローしにくくなってしまう。
オフラインでの育成の場合、受動的に育成状況を見ることができるが、オンラインの育成の場合、能動的に育成状況を取りにいかないと見えない。 という要因が大きそう。
それならオンラインの育成は能動的に状況把握する事に意識すればうまくいくね。ってなるけど、育成対象が少数であればそれでまわるけど、自分の体感的には5人を超えるとちょっと能動的に取り続けるのは破綻しそうな感覚。
この育成側が同時に何人見えるかの許容範囲もオンラインとオフラインでは変わってくるはず。
どうすればいいの?
QAだけではなく、折りに触れて他の職種の人にも聞いたりしているが、「それだ!」と思いつく答えには残念ながらまだ出会っていない。
ノウハウある人がいたらコメントやご連絡を頂けるとうれしいです。本当にお願いします。
最後に
他の職種の人から聞いた話の中で特に心に残ってる言葉
「そりゃだって、育児ってオンラインじゃできないでしょ😮💨」
いやまぁそうなんですけどね。