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監視サーバZabbixでLinux(CentOS7)の死活監視(Ping)をやってみた

Last updated at Posted at 2020-10-22

はじめに

Zabbix4.4で死活監視の設定・動作確認をする手順について説明する。
ここではZabbixでの細かい設定については省略している。

環境

  • ホストOS:Windows10
  • ゲストOS:CentOS7 × 2台
    • 監視用サーバ :ホスト名 zabbix(IPアドレス:192.168.33.10)
    • 監視対象サーバ:ホスト名 webserver(IPアドレス:192.168.33.20)
  • 仮想マシン構築方法:VirtualBox, Vagrant

手順(概要)

  1. Zabbixで監視対象のホストを追加する
  2. Zabbixで監視対象のホストにテンプレートを適用する
  3. Zabbixで障害発生時の通知先メールアドレスを設定する
  4. 動作確認(Zabbix管理画面、メール通知)

手順(詳細)

1. Zabbixで監視対象のホストを追加する

Zabbixのホストとは監視する対象を示す。
Zabbixでは、ホストは少なくとも1つのホストグループに属す必要があるためグループを作成しホストを所属させる。

Zabbixの[設定]→[ホスト]から、監視対象サーバ webserver(192.168.33.20) を追加する。

2. Zabbixで監視対象のホストにテンプレートを適用する

「テンプレート」とは、監視に必要な条件やルールなどをまとめて定義したものである。
Zabbixには標準でいくつものテンプレートが用意されている。もちろん個々にカスタマイズしたテンプレートを作成することも可能。

今回は、標準で用意されている死活監視に最適なテンプレート「Template Module ICMP Ping」をwebserverに適用する。
image.png

3. Zabbixで障害発生時の通知先メールアドレスを設定する

[管理]→[メディアタイプ]から通知したいメールアドレスを設定する。
今回はGmailを設定した。
※Gmailを設定する場合は、Gmail側で「信頼性の低いアプリ」からのアクセスを有効にしないとメール通知がされない。セキュリティ上、動作確認が済んだら元に戻すことを推奨する。

image.png

[設定]→[アクション]で、メール通知する場合の実行条件を設定する。
今回は、「トリガーの深刻度」が「重度の障害」以上の場合にメール通知がされるように設定した。
image.png

4. 動作確認(Zabbix管理画面、メール通知)

Zabbix側の設定が完了したら、わざとwebserverをシャットダウンして障害発生の状況を作る。
つまり、監視サーバzabbixから監視対象サーバwebserverへの疎通ができない(ping応答がない)状態である。

Zabbixで障害が発生していることを確認

[監視データ]→[障害]を確認してみる。
ステータスが「障害」になっており、メール通知のアクションが正常に動作していることが確認できた。
image.png

Gmailに障害発生メールが通知されることを確認

Gmailを確認してみると、ちゃんと障害発生メールが届いていることを確認できた。

image.png

まとめ

以下のことを自分でやってみると、ITインフラの構築・運用のイメージがつかめて勉強になる。
仮想マシンの構築 → 監視サーバの構築・監視設定 → 障害発生の動作確認

以上

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