概要
2019/4/9 @Amazon目黒
オープニング
- AWS Ground Station 人工衛星からの信号処理サービス
グリー:「グリーにおけるAWS移行の必然性」
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移行推進の背景
- オンプレ老朽、メンテコスト
- サーバリソースの効率的利用→柔軟性
- オンプレ環境のEOLリスク(ルータ、スイッチ、サーバetc)→1機器のリスク(EOL、セキュリティ含めて)が全体に影響
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反対意見:オンプレ向けの設計コードや内製ツールをクラウド向けに書き換える必要がある、など。
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移行がもたらしたもの
- 費用削減効果
- 2000台のサーバを移設し、39.1%のサーバ費用削減
- 費用削減効果
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移行のメリット
- サーバリソース管理
- 調達リードタイム
- OS、ミドルのバージョンアップ、レガシー脱却
- システムの柔軟性、セキュリティ、拡張性の向上
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デメリット
- 同一ホストに複数インスタンスの場合、複数同時障害の可能性
- インスタンス確保が難しい場合がある
- プロダクトごとにアカウントを、わけると一元管理できない
- 予定イベント(メンテ等)による作業コストあり
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運用面変化
- GUI:インフラ作業の敷居低下
- イベント前後のインフラ作業は増加
- OSレイヤーレベルで運用しないサービス増加(RDS、ElasticCacheなど)
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移行の際の反省点
- テストパターン不足による不具合
- 移行メンテナンス中にテスト実施できなかった メンテナンス中の動作環境準備ができなかった
- 移行後のリソース負荷増大 構成見積りしきれない部分でインスタンス等の構成変更が発生
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経営と組織マネジメントとエンジニアの相互理解と協力が必須
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事前の考慮
- 一気に移行ではなく、中長期的視点が必要
- システム特性:負荷、トランザクションなど
CyberZ:「分析環境を AWS Athena に移行とその後1年間の運用課題を振り返る」
- F.O.X.:スマホアプリ向けの広告効果測定ツール
- 手作業での分析処理箇所を"Presto"利用からAWS Athena環境に移行
- Athenaとは?
- インタラクティブなクエリベースの分析サービス(フルマネージド)
- クラスタレス、サーバレス
- JDBC/ODBC
マッチングエージェント:「 AWS での漸進的なアーキテクチャ変更 at タップル誕生」
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システム刷新の難易度
- リスク エラー、通信障害、データロスト
- その移設は今やる意味があるの?への説明
- 計画 工程がふえれば不確実性増
- 影響確認 問題切り分け
- 切り戻し 可逆性の担保
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同時に発生する要素は少ないほうが良い
- 単一の目的に絞っていること
- 変化の種類 add.update.delete.refacter
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漸進的 順を追って小さな変化をおこす
- 影響が起きえることを理解しておくことで正しく対応可能
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既存システムの課題
- 構成管理コスト
- 課題は山積み
- 優先順位
- コンテナ化、オートスケール
- データベースはインスタンス、クラスタ再構築
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移設を3つのフェーズに分割
- DBをクラウドAWS移設、Apはプライベート:通信スループット大丈夫??
- AWS DirectConnect
- 専用線でプライベートクラウドとAWSを接続
- EC2への移設
- ECSのまえにEC2?
- パフォーマンス、オートスケール優先
- 既存のansibleが活用可能
- 変更要素が少ない
- Route53 Traffic flow
- 複雑なルーティングポリシーをわかりやすく設定可能
- 予期せぬトラブル時にすぐ切り戻しできる
- ECSのまえにEC2?
- ECSへの移設
- EC2でクラスタ運用
- Fargateを使わなかった理由
- 大規模トラフィックを扱う知見がなかった
- コンテナ化のハードル
- 以前からコードリファクタで12factorを意識しながら改修:日頃からの意識が重要
- Traffic Flow利用
- コンテナ化のメリット
- 同じイメージ利用で信頼性
- イミュータブルなので開発言語などのバージョンアップが気軽に
- オートスケール簡単
- ロールバック処理容易
- 以前のタスク定義再適用でロールバック
- DBをクラウドAWS移設、Apはプライベート:通信スループット大丈夫??
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今後の展望
- マイクロサービス
- よりスケーラブルな組織、システム
- マッチングアルゴリズム、不正ユーザ検知
- データ分析、機械学習
- マイクロサービス
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まとめ
- システム変化の必要性
- 漸進性 変化のハードルを下げる
ニフティ:「リフト&シフトから始めるレガシー脱却への挑戦~大規模コンテンツ配信サービスの移行実例~ 」
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独自のJavaフレームワーク 2004年から利用
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延べ100くらいのサービスで開発運用
- 開発効率あがらない→レガシーからの脱却
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社内セキュリティルールにどう適合させるか?
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クラウドベンダー選定
- 選定基準を先に決める
- 社内セキュリティ基準への適合
- 技術者育成の容易さ
- 拡張性
- 選定基準を先に決める
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今後
- AWS内製研修
- 新規は原則AWS
- Cognito,Lambda,APIGateway
- 移行後、モダンシステムに再構築
- 社内OAのAWS活用:VDI検討中
AWS:「ビジネス基盤をクラウドに移行する際のポイント」
- マネージドサービス
- 移行大変(アプリを対応させる必要性)
- ベーシックサービス
- ほぼそのまま持っていくことも可能
- まずはベーシック移行、その後マネージドへ対応
- TSO Logic
- CloudEndure