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はじめに

この記事は、ミロゴス Advent Calendar 2023 24日目の投稿です。

Slackでやり取りをする際に何気なく押している絵文字リアクションは、相手にリアクションを伝えるだけでなく、実は自分のタスク管理の手段にもなり、また効率的な情報収集の手法にもなります。
本記事ではSlackの絵文字リアクションを使ってノーコードで効率的に情報を収集する方法を紹介します。

活用法①:特定の絵文字リアクションが押されたら、特定のチャンネルに該当スレッドを転記させる

活用のイメージ

:pushpin: 自分に対する依頼連絡に自分用のカスタム絵文字を押したら、自分のチャンネルに転記させて、タスクを管理する。
:pushpin: チームメンバーの素敵なアクションに特定のカスタム絵文字を押したら、特定のチャンネルに集約させて社内にシェアする。

設定方法

1. 転記先用のパブリックチャンネルを作成する

2. 該当チャンネルで下記のコードを入力して送信する

/reacji-channeler 絵文字 #チャンネル

3. 完成!

完成のイメージ
 自分が対応する必要がある連絡に対して、すべて自分専用の絵文字リアクションをつけて、タスク管理用チャンネルに転記させている。
 対応完了のタスクに「済」のような絵文字をつければ、対応済みかどうかも見分けることができるため、有効なタスク管理方法として活用している。

コードを入力しても反応がしない場合は、「リアク字チャンネラーアプリ」をワークスペースに追加!

  1. Slack の App ディレクトリのリアク字チャンネラーにアクセス。
  2. 「サイトにアクセスしてインストールする」をクリック。
  3. 「Slack に追加」をクリック。
  4. 「許可する」をクリックして終了。

特定の絵文字リアクションによる転記を取り消したいときは下記のコードで!
/reacji-channeler remove 絵文字

活用法②:特定の絵文字リアクションが押されたら、該当メッセージを送信したユーザーにメンションをつけて送信する

上記は、該当のメッセージが単純にそのまま転記されるシンプルな情報収集の方法ですが、
情報収集だけではなく、さらに応用して、絵文字が押されたら、特定のメンバーに送信したり、Slackフォームを立ち上げたり、情報をGoogle Sheetsに転記させたりすることも可能です。

活用のイメージ

:pushpin: 素敵なアクションをしたメンバーに対して、絵文字でアクションしたら、感謝のメッセージも添えながら、特定のチャンネルに送信する。
 ※上記の「チームメンバーの素敵なアクションに特定のカスタム絵文字を押したら、特定のチャンネルに集約させて社内にシェアする。」という活用イメージのブラッシュアップ版
:pushpin: 絵文字リアクションとメッセージの内容をGoogle Sheetsに転記させて、Google Sheetsの関数を活用して、転記されてきた内容を集計する。

設定方法

1. Slackの「ワークフロービルダー」を開き、「ワークフローを作成する」を押す

2. 「絵文字リアクションが使用された時」を選択

3. トリガーになる絵文字を選択し、収集対象となるチャンネルを選択する

絵文字・収集対象となるチャンネルは複数選択可能。

4. 右側のメニューよりステップを追加する

  • メッセージを送信する場合は、メッセージを選択する
  • Google Sheetsに転記させたい場合は、Google Sheetsを選択する

今回は一番目の活用イメージを例にするので、絵文字が押された次のアクションをメッセージに選択した。

5. 右側のメニューより具体的なステップを選択する

特定のチャンネルに転記する際に、ついでに該当メンバーに対してメッセージを送ることを実現してみたいので、今回はチャンネルへメッセージを送信するを選択した。

それ以外に、メッセージを発話したメンバーにDMで送信したり、メッセージ内に該当メンバーに送信する方法もある。

6. メッセージを送信するチャンネルを選択し、メッセージ内容を編集する

固定の内容でメッセージを送信できるし、変数を挿入することで、一部の送信内容を差し込み形式で作成することも可能。
挿入できる変数は、実際のワークフロービルダーより確認してください。

今回は、リアクションされたメッセージを送信したユーザーリアクションされたメッセージのslackリンクを差し込みでメッセージを作成してみた。

7. ワークフローを公開すれば、完成!

まとめ

以上、Slackでの絵文字リアクションを使った活用イメージと設定方法の紹介でした。

絵文字リアクション単体でもいろんな場面で活用できますが、Slackのワークフローと組み合わせることで、Slack内のみならず、他ツールとの連携も可能のため、活用イメージがさらに広がります。

本記事はノーコードの業務の効率化・自動化を行う際のヒントになれたらうれしいです!

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