2
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

G検定個人的ふりかえり

Last updated at Posted at 2022-11-27

G検定を受けたので、個人的振り返りをしてみる。

これからG検定を受けようとしている人、G検定にどんな価値があるのかを知りたい人にも参考になるとうれしい。

G検定を受けた動機

私は普段はフロントエンドエンジニアをしている。

G検定を受けた直接の原因は、「マナビDXクエスト」という経済産業省の支援するプログラムを受講していたこと。そこではじめてこの資格を知り、せっかくAIを学びはじめたのだから、資格も取ってみよう、と思ったのがきっかけである。

フロントエンドは技術の進歩が早く常にアップデートが必要となるので、こうした寄り道ができる機会に恵まれたことはありがたいことだった。

G検定とは

G検定とは、「ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して、事業活用する能力や知識を有しているかを検定する。」ものである。

デジタル人材育成を加速する「デジタルリテラシー協議会」の示す「Di-Lite」(「デジタルを使う人材」であるために、全てのビジネスパーソンが、共通して身につけるべきデジタルリテラシー範囲)によると、「ITソフトウェア領域」「数理・データサイエンス領域」「AI・ディープラーニング領域」の3領域として定義され、その学習すべき範囲として、「ITパスポート試験」「G 検定」「データサイエンティスト検定」の3つの試験のシラバス範囲が推奨されており、G検定はその中で「AI・ディープランニング」のリテラシーを身につけるための検定だ。

image.png

https://www.dilite.jp/

2022年12月現在では以下の章立てとなっている。
https://www.jdla.org/certificate/general/#general_No01

  • 人工知能(AI)とは(人工知能の定義)
  • 人工知能をめぐる動向
  • 人工知能分野の問題
  • 機械学習の具体的手法
  • ディープラーニングの概要
  • ディープラーニングの手法
  • ディープラーニングの社会実装に向けて

G検定の難易度

私はもともとsignateというオンライン学習でAIについて学びはじめているという下地があった。その上で、9月頭からシラバスを少しずつ読み始め、1ヶ月かけて一通り読了、試験まで2週間をきったころに集中して勉強をはじめた。

ネットでは「難易度は高くない」「30~40時間の勉強で良い」という情報が出てくるが、あまり甘くみず、計画的に学習をすることをお勧めする(と過去の自分に言いたい)。

試験については自宅受験なので「カンペ」を持ち込むことができる。これはJDLA主催のイベントでも言われていたので違反ではないと思われる。が、試験時間120分で、選択式220問なので、1問にかけられる時間は30秒程度となる。検索すればカンペサイトと言われるものも見つかるが、それだけではおそらく合格は難しいと思う。なぜなら、言い換えた表現で試験が出されるので理解していないと解けないからだ。

私の勉強方法

先述したように下地はsignateで学んだ上で、公式のシラバスを一通り読んだ。また、以下のYoutubeチャンネルでDeepLearningのイメージしにくい箇所を補強した。

Deeplearning入門
https://www.youtube.com/c/NeuralNetworkConsole

よびのりたくみ先生 【機械学習】深層学習(ディープラーニング)とは何か
https://www.youtube.com/watch?v=s5_Pk3CjhNA 

また、https://zero2one.jp/ai-word/ で用語をチェックしながら、Excelに章ごとに重要ポイントをまとめていった。このサイトはシラバスとは違う表現で解説されているので、単なる「暗記」ではなく「理解」するのに役立った。

また、無料模試も受けた。理解度をチェックするのに役立つ。
https://lms.quizgenerator.net/index.php?action=quizPlayer&options=eyJzY29faWQiOjQyMDE3NDEsImNhbGwiOiJleHRlcm5hbCIsImhlYWRlciI6eyJzbnMiOnsidmlzaWJsZSI6dHJ1ZX0sInZpb2xhdGlvblJlcG9ydCI6eyJ2aXNpYmxlIjp0cnVlfSwiZ29vZCI6eyJ2aXNpYmxlIjp0cnVlfSwicGFnZXIiOnsidmlzaWJsZSI6ZmFsc2V9fX0%3D&cate=1

「資格のための勉強」という意味では、おそらく30時間ぐらいだったと思う。(受験後、もっと時間使えばよかった!と思った)

この勉強法で80%以上の得点率を得られた。

G検定を学んで得られたこと

6年前ぐらいにTOEICを受けたことを除いては、資格を取得したのは大学卒業依頼、12年ぶり!?だった。

受験費用が高い(13,200円)こともあり、「勉強するだけで良いんじゃない?(別に資格いらなくない?)」と思う場面もあったが、今は受けてよかったと思っている。

その理由は 1. 学び続けている人が大勢いることに気づいた 2. コミュニティとつながり、さらに学びを深める良い循環を作ることができる 3.学ぶことそのものが楽しかった である。

1. 学び続けている人が大勢いることに気づいた

「資格なんて役に立たない」という人もいる中、資格を取得している大人や学生は大勢いる。実際自分がその一人になってみると、こんなにこっち側にいる人が多かったのか、と思った。

Twitterでつながりをつくることもできて、良い刺激を与えあえるようになった。学生や20代の若者や、50、60代、もっと上の人まで、同じ学びを得て共有することができるのはとても楽しい。

G検定の受験に関する情報もマナビDXの仲間から多く教えてもらう機会があり、とてもありがたかった。

2. コミュニティとつながり、さらに学びを深める良い循環を作ることができる

G検定またはE検定にうかると、CDLEというコミュニティに入ることができる。CDLE会員限定のslack チャンネルで情報共有があったり、勉強会やハッカソンの開催などがあり、学んで得た知識を実践したり共有したりすることができる。会社以外にこうしたコミュニティと繋がることができるのはとても魅力的だし、得た知識を活かそうとするモチベーションを保つことができる。

3. 学ぶことそのものが楽しかった

シラバスの内容が興味深かった。

これは本を買って読むだけでも達成できるが、試験があることで必死になるので、資格に向けて集中して勉強する時間が取れたという意味で、資格を受験してよかったと思っている。

AIは、「黒船」みたいなもので、「自分の仕事が奪われるんじゃないか」と恐怖に思う人もいれば、良いところを取り入れていこうとする人もいる。

G検定はまさに「正しく認識すること」ができるようになる資格だと思う。

やみくもに礼賛するでもなく、これまでの歴史とこれからの課題、今どう使われているか、これまでどんな問題が起きたか、などを学ぶことで、「では、どう使うことが良い未来を作るのか」を考えられるようになる。

マニアックな人やエンジニア寄りの人が知っていれば良いのではなく、これからG検定レベルの知識は、当たり前になっていくと思う。その時に、「私はそういうの無理なんで〜」とか「怖いから〜」と言っていると時代に取り残されてしまうかもしれない。

しかし、AIには怖い側面があるのも事実だと思った。

正しく倫理観をもった人が正しく使うことが必要だ。その意味で、このG検定の取得は多くの人にお勧めしたい。

今後やりたいこと

G検定に無事合格できたので、今後は得た知識を使う機会をつくっていきたい。

アイディアを出す、モデルを作るなどのアウトプットする機会を作りたいと思っている。

また、試験では「数理・統計」の点数がイマイチだったので、DS検定というデータサイエンス分野の知識を測る資格の勉強をすることでリベンジしたい。

そして、今回のように定期的にqiitaを書いてアウトプットする機会も作りたいと思っている。

2
0
1

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?