最近、Cursor を使っていると、突然次のようなエラーメッセージが表示されることがあります:
“Connection failed. If the problem persists, please check your internet connection or VPN”
(接続に失敗しました。問題が解決しない場合は、インターネット接続またはVPNをご確認ください)
ネット環境に特に問題がないのにこのエラーが出ることがあり、作業の流れが中断されてしまいます。
原因は?
CursorのAI機能の多くは、ストリーミングレスポンスを可能にする HTTP/2 を使用しています。
しかし、すべてのネットワークがHTTP/2に対応しているとは限りません。以下のような環境では、接続エラーが発生しやすくなります:
- 企業ネットワークや社内ネットワーク
- VPNを利用している場合
- Zscalerのようなプロキシを使っている場合
HTTP/2の通信が妨げられると、Cursorがコードのインデックス作成に失敗したり、AI機能が使えなくなったりします。
解決策:HTTP/2を無効にする
幸いなことに、Cursorには HTTP/1.1 にフォールバックするオプション が用意されています。
HTTP/1.1はやや遅いですが、HTTP/2が使えない環境でも安定して動作します。
設定方法は以下のとおりです:
- Cursorの設定を開く(ショートカット:
Cmd
またはCtrl
+,
) - VS Code Settings を開く
-
http2
と検索 - 「Disable HTTP/2」 を有効にする(チェックを入れる)
これで、CursorがHTTP/1.1を使うようになり、接続エラーが出なくなるはずです。
✅ 設定後は、エラーが出にくくなり、快適に使えるようになります。