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JP1で一定時間間隔で繰り返しジョブを実行させる

Last updated at Posted at 2020-04-05

はじめに

1日の中で同じジョブネットを定期的に複数回実行したい場合,次の三つの方法のどれかで定義できます。(http://itdoc.hitachi.co.jp/manuals/3020/30203K2143/AJSF0115.HTM)

  • 方法1:ジョブネットを一つ作成し,スケジュールルールを複数設定する。
  • 方法2:開始時刻ごとにジョブネットを作成する。
  • 方法3:実行間隔制御を起動条件として設定する。

このうち、10分間隔で終日実行といった繰り返し回数が多い実行を実現しようとする場合は、方法3が現実的な設定方法となります。

以降、方法3についての説明になります。

設定条件

設定できること

  • 何分間隔で実行するか。
  • 何時から何時までの間で実行するか。
  • 1日に何回繰り返し実行するか。
  • 指定日あるいは何曜日に適用するか。(カレンダーによるジョブ制御)
  • 異常終了した場合に、その日の残りの繰り返し実行をするか。

設定できないこと

  • 秒間隔での繰り返し実行。(最小1分間隔)
  • 正確な時間間隔での実行。(多少のズレが発生する)
  • ルートジョブネット以外での定義。

実現できるけど設定に工夫が必要になること

  • 特定の日だけ起動条件を変える。(複数定義や排他実行で対応)
  • 実行時間内の特定の時間だけ繰り返し実行をやめる。(複数定義や排他実行で対応)

設定方法

設定内容と動作のイメージ

  • ルートジョブネットの「スケジュールルール」に繰り返し実行を設定する。
  • ルートジョブに「起動条件」を作成する。
  • 「起動条件」内に「実行間隔制御」を設定する。

  1. ルートジョブネットの「起動条件」内の「実行間隔制御」により一定時間待機する。
  2. 待機終了後、ルートジョブネット内のジョブが実行される。
  3. ルートジョブネットの「スケジュールルール」に基づき再実行される。
  4. 1 に戻る。

設定方法

  1. ルートジョブネットを作成する。
  2. ルートジョブネットの「スケジュールルール」を変更する
    1. 起動条件を「設定されていれば使用する」にする。
    2. 起動条件の「回数」か「時間」を設定する。
    3. 翌日以降も同じように動かしたいならサイクル関連の設定もする。
  3. ルートジョブネット内に繰り返し実行したいジョブを作成する。
  4. ルートジョブネットが表示されている状態で、メニューの [編集] - [起動条件の設定] を選択する。→ ルートジョブネットのツリー表示に「.CONDITION(AND)」が作成される。
  5. 「.CONDITION(AND)」内に「実行制御イベント」を作成する。
    1. 待機条件を設定する。
    2. 異常終了時に繰り返し実行をするか否かを設定する。

実行間隔制御を起動条件としたジョブを一時停止したい場合

停止手順

  1. 対象の制御ジョブ(「監視中」のルートジョブ)を「強制終了」する。
  2. 対象ジョブネットを「登録解除」する。

再開方法

  1. 対象ジョブネットを「実行登録」する。

補足

  • ジョブを中断→再開した場合、対象となっていたルートジョブネットは「監視中」に戻らず、1回実行した後、次のサイクル(通常の設定なら翌日)まで実行されない。
  • 「起動待ち」のジョブを「保留」や「停止」にした場合、そのジョブは実行されないが、次の繰り返しのタイミングでその次に実行されるジョブが「起動待ち」で作成される。再開するまでの間、繰り返し時間ごとに都度ジョブを止めないといけないので面倒くさい。

おわりに

補足・他の方法なのど、コメント頂けると嬉しいです。

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