9
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

新卒エンジニアの@yhorikawaです
普段railsを使って開発をしており、rubocopを使う機会があるのですが、
ある日rubocopを実行すると以下のように表示されました

Metrics/AbcSize: Assignment Branch Condition size for auth is too high. [17.5/15]

毎日のように、このAbcSizeに怒られいったいAbcってなんだろうと思ったのがこの記事を書くきっかけです。

rubocopの指摘するabc sizeとは

abc sizeとは次のように定義されます

Assignment -- an explicit transfer of data into a variable, e.g. = = /= %= += <<= >>= &= |= ^= >>>= ++ --
Branch -- an explicit forward program branch out of scope -- a function call, class method call, or new operator
Condition -- a logical/Boolean test, == != <= >= < > else case default try catch ? and unary conditionals.
A scalar ABC size value (or "aggregate magnitude") is computed as:
|ABC| = sqrt((A
A)+(BB)+(CC))

http://wiki.c2.com/?AbcMetric より

Assignment: 変数への代入
Branch: 関数の呼び出し
Condition: 条件分岐

この三つをそれぞれ二条の平方根がAbcSizeとなります。
rubocopではこのAbcSizeがデフォルトで15を超えると警告を出すようになっています

この指摘をされたとき僕が書いていたコードはこのような内容でした

start_day = Date.new('2020,12,1')
end_day = Date.new('2020,12,10')
if @user.birthday > start_day && @user.birthday < end_day
  1 + (end_day - start_day)
else
  (end_day - start_day)
end

実際にはもっといろいろ書いていましたが、このように
変数への代入も多く、関数呼び出しも条件分岐もあるという形でAbc sizeが大きくなりrubocopに指摘を受けたようです。

どのように解決するのか

指摘を受けたからには修正したいですが、どのように解決するのでしょうか

1つのメソッドが複雑すぎるためこの指摘をされているので、
メソッドを適切に分割して1つのメソッドの複雑度を下げていくのが良いと思います。

力技でなんとかする

上の方法で解決しようと思ったけど、難しい場合rubocopのルールを変更することもできます。
rubocop.ymlに設定を追加しましょう

Metrics/AbcSize:
  Max: 18

これでアラートも出なくなりました!
この方法は普通に解決できなかった時の最終手段です。
アラートを消すためにルールを変更して、rubocopを導入した本来の目的(指摘された箇所を訂正して品質を高めるなど)を見失わないように気をつけてください。
しかし、厳しすぎるルールを設定するのもあまり意味がないので、チームで相談して適切な値を探っていけると良いなと思います。

まとめ

今回はrubocopを使っているとよく怒られるabc sizeについてまとめてみました。
このルールもそうですが、rubocopに何故怒られているのか知っていけると、自分自身良いコードが書けるようになるのではと思いました。

Ateam Hikkoshi samurai Inc.× Ateam Connect Inc. Advent Calendar 2020 17日目の記事は、いかがでしたでしょうか。
明日は先輩エンジニアの @ysysysys です!! お楽しみに!

参考

http://hikitest.hatenablog.com/entry/2015/01/14/034346
https://en.wikibooks.org/wiki/Ruby_Programming/Syntax/Operators

9
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
9
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?