Qiita VS Stack Overflow
普段stackoverflowしか使うことはないが,しばしばQittaを使用せざるを得ないことがある.ここでは私なりのQiitaの存在意義と日本のディベロッパーに対する考えを綴らせていただこうと思う.
- 概要/比較
- Qiitaの存在意義
- おまけ
概要/比較
Wikipediaによる両者の概要
Qiita(キータ)は、Incrementsが運営するエンジニアに関する知識を記録・共有するためのサービス。2020年現在で日本最大級のエンジニアコミュニティの一つである.
Stack Overflow(スタックオーバーフロー)はStack Exchange Networkの一つで、コンピュータや情報技術、特にプログラミング技術に関するナレッジコミュニティである.
つまりは双方ディベロッパー向けのナレッジコミュニティであり,フィーチャー的には大きく違いはないものの,利用者のダイバーシティには大きな違いがある.
利用者数については,Qiitaの50万人に対してStack Overflowは1400万人の利用者を誇る.
Qiitaの存在意義
単純に利用者が多ければ新しい情報が頻繁に入るわけで,利用者が多い方がいいのは衆知であるが,なぜQiitaが使われるのか.
####日本語...
最も大きな理由として"日本語"の存在があるだろう.日本でパブリッシュするプロダクトには日本語での制作が不可避であり,その情報は日本国外のディベロッパーにとっては需要のないものばかりである.そのコアな情報を扱うには日本人ディベロッパーのコミュニティがあっても不思議ではない.
それに加え日本人ディベロッパーがStack Overflowを使わない/使えないのは紛れもなく"英語"という壁だろう,そもそも日本では高校の時点で文系と理系という風な分けられ方をされ,多くのディベロッパーは理系の道を歩んできたことだろう.そもそも日本人は外国語に長けた人材が少ないにもかかわらず理系の中では,よりその割合が減るのは疑う必要もない.
おまけ
私個人の意見ではあるが,英語の壁というのは我々ディベロッパーにとって大きな弊害になっていると考え,英語の学習は,プログラミング言語に匹敵するほど優先度は高いと考える.そもそも世間一般に使われている言語は基本的に英語を軸に作られていることが多く,単純にライブラリの使用に関しても英語がわかれば感覚的に使えるように作られており,その点日本人は学習スピードが落ちると考える.また,日本が世界に比べ遅れているように感じるのは情報のパブリッシュから翻訳というワンクッションを挟むため,情報はネットに転がっているのにもかかわらず,実際に人々に届くまでの時間距離が長くなっているからであろう.