1.はじめに
UiPath Test Suite のアカデミーコースを受講してみた中で、
Testing.Activities、テストデータ準備関連のアクティビティがちょっと個人的に面白かったので紹介します
2.Test Suiteとは
以下、公式サイトから引用
UiPath Test Suite は、世界最高水準のRPA技術を自動テストに活用したソリューションです。
自動テストのプロ中のプロが製品開発を統括しているため、RPAの技術メリットを最大限に活かしながら、
これまでテストツールでは解決できなかった課題を解消してゆくことが可能です。
3. Testing.Activitiesとは
Test Suiteで使うプロジェクトは、「テストオートメーション」というプロジェクトで作成します
テストオートメーションで作成された、プロジェクトには、
テスト用のアクティビティがまとめられた、「UiPath.Testing.Activities」が初めから入っています
その中には、テスト用のデータを作成するアクティビティや、検証のアクティビティも含まれます
今回は、その中でテストデータ作成時に使える、個人的に面白いと思った、アクティビティを紹介します
4. テストデータ作成用アクティビティ紹介
その1 アドレス(Address)
住所の情報をテストデータとして提供してくれるアクティビティになります
使い方
-
使うためには、まず住所を取得する国、都市を選択します
もちろん、日本もあります!
ただ、都市は都道府県名、都市名がごっちゃになってます(流石に全国分はありませんでした…)
-
こんな感じで値が取れます
日本語ではないですけど…
普通に、郵便番号なら使えるかもです!
Dictionary<string, string>.ValueCollection(6)
{
"Japan",
"Tokyo",
"Tokyo",
"164-0013",
"2-chōme-47-2 Yayoichō",
"2"
}
その2 名前(Given Name)
ランダムな名前をテストデータとして提供してくれるアクティビティになります
使い方
"Cole"
その3 姓(Last Name)
ランダムな姓をテストデータとして提供してくれるアクティビティになります
使い方
"Tenaglia"
その他のテストデータ生成アクティビティ
その他にも、テストデータ生成のアクティビティは存在しています
- キュー関連のアクティビティ
テスト データのキュー アイテムを一括追加
テスト データのキュー アイテムを取得
テスト データのキュー アイテムを追加 - ドキュメントを添付
- ランダムな数字
- ランダムな文字列
- ランダムな日付
- ランダム値
このアクティビティのランダム値は
.txt、.csvファルに定義された値からランダムに値を取り出してセットしてくれるみたいです
4.まとめ
今回は、Testing.Activities内の個人的に面白いと思った、
テストデータ生成用のアクティビティを紹介しました。
常日頃から、Web画面等のテストだとテストデータ準備が何かと手間だったりするので、
こういったアクティビティがあるのはありがたいと思いました。
(カスタムアクティビティで自作しても面白いかも…)
ただ、どれもまだ英語なので、日本語対応とかの予定があるなら待ち遠しいです...
Test Suiteに関しては、まだアカデミーで学習しただけなので、
触りながら、色々知見を深めて行きたいと思います。