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styled-jsx 「妥協なしの完全な CSS in JSX」

Last updated at Posted at 2018-01-06

React で CSS を使うには styled-components や CSS Modules などの方法があります。

僕は React は修行中の身で styled-components をちょっとかじったくらいなのですが、最近何かの記事で styled-jsx というものを見て勉強中の今だからこそ試してみよう!と思いたちました。

ちょうどパワポカラオケ用のWebアプリで React を使っていたのでこのプロジェクトで試しました。

タイトルの「妥協なしの完全な CSS in JSX」はリポジトリの説明文「Full CSS support for JSX without compromises」の意訳です。

この記事は紹介程度のものなので詳しくはREADMEをご覧ください。

どんなの?

HyperNowZEIT プロダクトです。

コードはREADMEより。英語は意訳してます。

export default () => (
  <div>
    <p>この p タグはスタイルが適用されるよ :)</p>

    { /*子 <Component /> 内部の p タグには適用されない */ }

    <style jsx>{`
      p {
        color: red;
      }
    `}</style>
  </div>
)

コンポーネントの中の jsx 属性をつけた style タグにCSSを書いていく感じですね。
Vue や Shadow DOM の CSS の書き方に似てていいですね!
styled-components のようにスタイリングのために余計なコンポーネントを作る必要もなくなります。

機能

READMEのFeaturesより

  • パフォーマンスに影響しない完全なCSSのサポート
  • 実行時のサイズは3kb (gzipした状態で, 元は12kb)
  • 完全なセレクタ、アニメーション、キーフレームの隔離
  • 組み込みのCSSベンダープレフィックス
  • 早く、最小限で効率的なCSSトランジション高性能ランタイム
  • SSR以外の高パフォーマンスな実行時CSS注入
  • ソースマップ
  • 動的CSSとテーマのサポート
  • プラグインを使ったCSSの処理

使い方

インストール

npmの場合
npm i -S styled-jsx
yarnの場合
yarn add styled-jsx

設定

.babelrcに以下の設定を追記します。

.babelrc
{
  "plugins": [
    "styled-jsx/babel"
  ]
}

完了です!

注:

Create React Appを使用する場合は eject する必要があります。
eject すると package.json"babel"フィールドに Babel の設定があるのでそこに追記してください。

package.json("babel"だけ抜粋)
  "babel": {
    "presets": [
      "react-app"
    ],
    "plugins": [
      "styled-jsx/babel"
    ]
  },

仕組み

styled-jsx は Babel プラグインでJSX内のクラスを被らないものに変えて、CSSのセレクタもそれに合わせています。

.wrapper → .wrapper.jsx-XXX (XXXはクラスごとに一意の数字)
img → img.jsx-XXX

使ってみた感想

  • やはり<style>で書けるのはきれいで気持ちいい。
  • サードパーティのコンポーネントを使うがちょい汚くなる
  • <style jsx>{ がリンターやフォーマッタに設定によっては引っかかる(自分はignoreしてる)
  • 日本語の情報が全く無いのがつらかった。英語もまだ多いとは言えない……。
  • react-transition-group の CSSTransition がうまく動かない?(自分の書き方が悪いだけ? うまいやり方があればコメントやTwitterで教えてください!)

最後に

QiitaのJSXシンタックスハイライト……

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