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Pythonの内包表記(リストとジェネレータ式について)【追記あり】

Last updated at Posted at 2015-12-01

はじめに

Pythonの内包表記は、Python独特の書き方として有名(?)だと思います。
今回は、そんな内包表記の基本的な部分についてまとめていきます。
具体的には、リスト内包表記、ジェネレータ式についてです。

リスト内包表記

リスト内包表記は特に有名かと思います。

print([i for i in range(0, 10)])

たったこれだけで0から9までの数字が格納されたリストが出力されます。

[0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]

とても簡単に作れちゃいますね。
もちろん、もっと色々なことが可能です。

print('¥n'.join(['FizzBuzz' if i%15 == 0 else
                 'Fizz' if i%3 == 0 else
                 'Buzz' if i%5 == 0 else
                 str(i) for i in range(1, 101)]))

これはFizzBuzzですね。新しい言語を勉強し始めたら最初にやるやつ。
1から100までの数字を順に表示していき、3の倍数ならFizz、5の倍数ならBuzz、3の倍数かつ5の倍数ならFizzBuzzを数字の代わりに表示するものです。
ちなみに実行すると、1から100までを一つひとつ改行して表示します。
'¥n'.joinの部分がそれにあたりますね。

というか、自分で書いておいていうのも何ですが、かなり強引なコードですね……。
これはですね、次にもっと良い書き方を紹介するので、あえてこんな感じで書いています。
それでは次に行きましょう。

ジェネレータ式

ジェネレータ式……難しそうな言葉が登場しましたね……。
ジェネレータ式が何なのかを詳しく説明するには、ジェネレータとは何かを説明しなければならず、さらにジェネラータを説明するためにはイテレータについて説明しなければならなず、さらにイテレータを説明すqsうぇdrftgyふじこlp;@:(今度別の記事として投稿するかもです)

簡単に言うと、括弧内でさっと関数をつくってさっと使えちゃう便利なやつです。

print(i for i in range(0,10))

さっきのリスト内包表記とほぼ同じように感じますね。
違いは[ ]がないことですね。
この時、一体どのようにして出力されるのでしょうか?

<generator object <genexpr> at 0x10d747b48>

出力はこちら。
さっきのリストとは全然違いますね!
これでは意味が全くわかりませんので、内包表記で書くときは[ ]を忘れないようにしてくださいね。

しかしながら、このジェネレータ式が便利な時も結構多いのです。

print('¥n'.join((i%3 == 0)*'Fizz' + (i%5 == 0)*'Buzz' or str(i) for i in range(1, 101)))

はい。一行の情報量がかなり多い気がしますが、一行で何かのコードが書かれましたね。
お察しの通り、これはFizzBuzzです。
出力も、先ほどと全く同じ形式で出力されます。

こんな書き方、リスト内包表記ではできませんね!(ですよね?)
リスト内包表記の上のコードでも無理やり1行にできますが……見にくいのは嫌ですよね。
(リスト内包表記もジェネレータ式も80文字超えちゃうので実際には改行が必要です)

感想

今回は2種類のみの紹介になりましたが、これだけもかなり色々できそうですよね!
何より内包表記を使うとPythonicなコードっぽくて好きです。
あとは、ジェネレータ式が使えそうなところは積極的に使ったほうがいいと思います。リスト内包表記だといちいちリスト作っちゃうので。

以上です。

追記(2015/12/2)

print('¥n'.join((i%3 == 0)*'Fizz' + (i%5 == 0)*'Buzz' or str(i) for i in range(1, 101)))

こんな書き方、リスト内包表記ではできませんね!(ですよね?)

申し訳ありません、できます。

print('¥n'.join([(i%3 == 0)*'Fizz' + (i%5 == 0)*'Buzz' or str(i) for i in range(1, 101)]))

これでも全く同じ出力が得られます。

ここ間違えちゃいけないだろってところを盛大に間違えてしまい、この記事の目的が完全に失われたような気さえしますね……。
以後気をつけます。

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