スマホでPDCAサイクルを実行できるアプリをionicで作成しました。
IOS版: https://itunes.apple.com/jp/app/pocketpdca/id1175913707?mt=8
android版:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.softpark.pocketpdca
(※android版に不具合が見つかった為、配信停止中です。9/4)
「pocketPDCA」サイト:https://openlist.sakura.ne.jp/cord/
「pocketPDCA」youtube : https://www.youtube.com/watch?v=IXzjpDS4K7c&t=9s
「pocketPDCA」twitter : https://twitter.com/Pocket_PDCA
2017/9/14 (追記)
先週週末、突然1日で1000ダウンロード以上されることがありました。
おかげ様で現在3000 DL近くまで行きました。
理由を調べると、「今週の値下げ、無料ダウンロード」で各所のネットメディアにこのアプリが掲載されたからでした。検索結果から、何十ものサイトが同じ文章を共有してiphoneアプリなどを紹介しているようです。
課金モデルをいろいろ試行錯誤していて、有料にしたり、無料にしたりしていたところ、
メディアに偶然取り上げられました。
値下げすると、メディアに掲載されて、ダウンロード数が一気に上がることがあるようです
しかし、結局「値下げされて無料になったから、今のうちにダウンロードしておこう」という内容が多く、
作成者側に直接的なメリットはないので、やはりアプリ内課金モデルしか残されていないのか?と思いました。
ビジネスは本当に難しいですね。こんなことで世の中成り立つのかとも思えます。
日々一喜一憂していてはいけないのかもしれません。
以上追記です。
上の記事を書いたのが、アプリリリース後の8月上旬ですが、アプリをリリースして1カ月経ちました。当初、どの程度インストールされるのかという目測はありませんでしたが、結果を報告したいと思います。
「諦めるから成功しない」「まず作ってリリースしてから考える」という、
自身の盲目的な(アジャイル的な)信念の元、それまでアプリストアで検索してもまともなアプリが出てこなかった、「PDCA」というキーワードを奪取するために、アプリを作って実際にリリースしました。
PDCAの流れをできるだけ使いやすくすることに苦労しながらも諦めずにやり遂げました。iphone,ipad,android版をリリースしました。ionicでしっかり動作するハイブリッドアプリです。(android版は昨日8/30にリリース)
リリース後:セースル的な観点で実際に起きたこと
[前提:課金モデルについて]
1.アプリの課金モデルは、無料アプリとして制限を設け、アプリ内課金で有料版を購入すると制限が解除されるモデルにしました。理由は有料アプリはほとんど売れないことを知っていたことと、そのほうがユーザフレンドリーである点です。
(制限とは、アプリで作れるPDCAサイクルが無料版だと2つまで、有料にすると実質無制限となるものです)
2.初期リリースは日本語版のみ(8月頭から中旬まで)。
8月中旬に日本語、英語対応し、日米中のマーケットに向けてリリース。(現バージョン)
[リリースした結果分かったこと]
1.本日(8/31)、約1カ月間でアプリはトータルで941ダウンロードされた。
2.そのうち、日本でのダウンロードは200、毎日約10ダウンロード程だった。
ほとんどのダウンロード(728)は、英語対応のバージョンをリリースした8月中旬から半月、
「中国」でダウンロードされている。毎日約50ダウンロードがあった。100ダウンロードの日もあり、このまま続けばまぁまぁかな、と思っていた。50×15=750≒728
=>中国のダウンロード数の多さは圧倒的である。日本の10倍はマーケットがある
3.アプリ内課金(600~450円)はたったの6購入であった。
※アプリ内課金を購入したのは全て日本人だった。
=> あまりに収益にならない為、試しに先日アプリを有料にしてみた。
(アプリを240円。アプリ内課金を360円)
(DLが減ったとしても中国の力で日々10程はDLされるだろうと期待して。)
4.1日経過。ダウンロード数が「1」に減った。。1は日本。
=>つまり中国は有料にした途端日々50以上あったダウンロードが、一夜にしてゼロに中国では無料版は結構ダウンロードされるが、有料版は全く売れない。本当にゼロ。
5.無料アプリに広告をつけるか検討中。課金モデルは実に難しい。
iphoneで日本が課金で世界一である点がこのような結果で証明された。
しかし驚くべきことは、1日の有料の売上がたった数ドル(例えば10ドル以下)であっても、一時的にはアプリランキング100位以内に入ること。つまり実は上位1桁でもなければ99.9%のアプリは収入といえるほどのものはもうない。
中国のマーケットは大きい。しかし中国人は無料アプリしか使わない。
金額ベースで日本のマーケットは相対的にたしかに大きい。
でも1アプリにとっては非常に非常に金額が小さい。
[達成した点]
●ストアで「PDCA」のキーワードで検索すると、「Pocket PDCA」が上位に出てくるようになった点。
●ionicで iphone,ipad,android版を課金モデル付きでリリースしたこと
●itunes store, google play, wordpressでのサポートサイト,自動twitterでのマーケッティング,
youtubeへのアプリ動画投稿、と一通りのことは行った。
[課題・問題点]
●きちんとPDCAを管理できるアプリをリリースしたものの、
ユーザとして十分満足できるほど、使い勝手が良いなーと思えるほど、機能やUXが十分充実していない点。アプリとして胸を張って訴求できるほど簡単な代物ではない点。
●PDCAというニッチなキーワードは取れたが、PDCAをスマホでという頭痛がするほど真面目すぎる内容に、ニーズがそもそも少ない。
●1アプリ開発ではあまりに収益が出ない。個人のアプリ開発は継続が難しすぎる。
[中国に特化した問題点]
●当アプリは、導入いただいたユーザの状況を把握するために、機種、日付、free,purchaseといった個人属性のない情報を、日本のサーバへhttp postするように作られていて、日本、海外の導入状況が分かるようにしているが、中国からは一切情報がはいってこない。(ファイヤーウォールに引っかかる)。他国からはきちんとpostされてくる。(何か方法はないでしょうか?)
●google play は(アプリ内課金も)そもそも中国で使えない。他のandroidマーケットを使う必要がある。(中国語で)
●中国向けは中国語でリリースしたほうが良い。英語でわかるだろうというのはレベルが高い。
現地の企業から翻訳の依頼が入ってくる
[今後]
●PDCAアプリとしてはgmailやタスクツールとの連携、コンシェルジュ的な機能を入れて「使えるもの」にしてゆきたいが、個人PDCAを使うことには無理があったような気もしている。デザイン、UXをもっと使いやすく簡単にしてゆくことが必要。
●技術的にはionic現行バージョンへの移行。
●マネタイズに難点がある。課金モデルを考える必要がある。
無料アプリにはやはり広告を入れるなり、無料の制限を強めるなど、したほうがよいのかもしれない。
開発期間に見合うだけの収益は1アプリからは出てこない。
●スマホでPDCAに興味をもってくれる人が一部いることはいるが少ない。
やるところまでやって見切るか。
[おわりに]
●android版を先日リリースしたので、機能改良やマネタイズを変え、
余裕があればまた後日談を書きます。
●稚拙なアプリですが、もし有益な機能追加ございましたら、
忌憚なきご意見いただきたく思います。
以上。