手軽にRDFデータを用意してSPARQLでの検索を試せるツールとしてFusekiがあります。
今回はMac OS Xで立ち上げるまでのメモを記述します。
バージョンは2.4.0および3.8.0での動作を確認をしています。
##Javaの準備##
Fusekiを動作させるためにはJavaのバージョン8以降が必要になりますので、適宜こちらから取得しておいてください。Javaのバージョンはjava -version
で確認できます。OS X 10.9など、Javaのバージョン8がターミナルから実行されない環境では、以下のような表示がされると思います。
$ java -version
java version "1.7.0_75"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.7.0_75-b13)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 24.75-b04, mixed mode)
それでもプラグイン用のJREが更新されている場合が多く、その時は以下のパスに納められています。
/Library/Internet\ Plug-Ins/JavaAppletPlugin.plugin/Contents/Home/
従って以下の通りにバージョンを確認できます。
$ /Library/Internet\ Plug-Ins/JavaAppletPlugin.plugin/Contents/Home/bin/java -version
java version "1.8.0_111"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.8.0_111-b14)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 25.111-b14, mixed mode)
ですので、例えば、
$ ln -s /Library/Internet\ Plug-Ins/JavaAppletPlugin.plugin/Contents/Home Home
$ export JAVA_HOME=./Home
とすることでfusekiを実行できるようになります。
##Fusekiのインストール##
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最初にここからapache-jena-fuseki-X.Y.Z.zipを取得します(X.Y.Zはアクセス時点での最新バージョンに読み替えてください。たとえば2.6.0、つまり、apache-jena-fuseki-2.6.0.zipなど)。
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新たに作られたフォルダ「apache-jena-fuseki-X.Y.Z」に移動します。
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「Started 2016/07/01 10:32:17 JST on port 3030」という内容の表示で止まっていれば問題なく起動していますので、ターミナルを実行しているPCのブラウザから、http://localhost:3030/ にアクセスします。
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「Apache Jena Fuseki」と書かれているページが表示されると思いますので、ページの右上にある「Server status:」の右隣に表示されている丸いアイコンの色が緑であることを確認します。