追記
Homebrew本家に自分の書いたFormulaをマージしてもらったので、以下のコマンドだけでインストールすることができます。
brew install open-jtalk
Homebrewのインストールがまだの方は、
/usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
...
ほとんど以下のサイトの焼き直しです。感謝!
Mac OS X Lion で OpenJTalk-1.05 を動かす
準備
/usr/local以下にOpenJTalkディレクトリを用意する。
その下にvoiceディレクトリをそれぞれ用意する。
mkdir -p /usr/local/OpenJTalk/voice
hts_engine APIのインストール
ターボールは以下のリンクから。
http://sourceforge.net/projects/hts-engine/files/hts_engine%20API/hts_engine_API-1.09/hts_engine_API-1.09.tar.gz/download?use_mirror=jaist
例によって
tar xzvf hts_engine_API-1.09.tar.gz
cd hts_engine_API-1.09
./configure --prefix=/usr/local/OpenJTalk
make && make install
OpenJTalkのインストール
ターボールは以下のリンクから。
http://downloads.sourceforge.net/open-jtalk/open_jtalk-1.08.tar.gz
例によって
tar xzvf open_jtalk-1.08.tar.gz
cd open_jtalk-1.08
./configure --prefix=/usr/local/OpenJTalk --with-hts-engine-header-path=/usr/local/OpenJTalk/include --with-hts-engine-library-path=/usr/local/OpenJTalk/lib --with-charset=UTF-8
ここで、-with-hts-engine-header-pathと--with-hts-engine-library-pathとが先ほどインストールしたhts_engine APIのヘッダーとライブラリを参照している。
ここですぐにmakeするとunknown argumentsというエラーが出てビルドできない。
config.statusを編集して余計なオプションを削除してからmakeする。
sed -e 's/-finput-charset=UTF-8 -fexec-charset=UTF-8//' config.status > tmp
mv tmp config.status && rm tmp
make && make install
HTS Voiceのインストール
バイナリなので解凍してvoice以下に設置する。
利便性のために適当なシンボリックリンクを貼る。
tar xzvf hts_voice_nitech_jp_atr503_m001-1.05.tar.gz
mv hts_voice_nitech_jp_atr503_m001-1.05 /usr/local/OpenJTalk/voice
cd /usr/local/OpenJTalk/voice
ln -s hts_voice_nitech_jp_atr503_m001-1.05 m001
インストール完了!
OpenJTalkを使ってみる。
sample.txt中のテキストを読み上げてout.wavとして出力。
open_jtalk -x /usr/local/OpenJTalk/dic -m /usr/local/OpenJTalk/voice/m001/nitech_jp_atr503_m001.htsvoice -ow out.wav sample.txt
- -xで辞書ディレクトリを指定。
- -mでHTS Voiceファイルを指定。
- -owでアウトプットのファイル名指定。
HomebrewのFormula
上記の手順をHomebrewのFormulaの形にまとめたものをGitHub Gistに公開している。
https://gist.github.com/yawara/fa2245b48430dbd1bbf5
このファイルを/usr/local/Library/Formulaに設置して
brew install open-jtalk
とすれば簡単にインストールできる。
HomebrewとはMacのパッケージ・マネージャーでrubyで記述されている。
競合するものにMacPortsがある。