初めに
新卒で研修が終わり、初めての現場に入ったら結合試験から取り組むことになりました。やっている中で気づいたことが多々あったので自分への戒めとして書き残します。
1.わからないところは構わず先輩に聞く
(私の場合は)結合試験段階からの参画なのでシステムのことなど1ミリもわかりません。試験をこなしていく中で段々と理解が深まっていきましたが、それでもわからない箇所は多々あります。わからない状態でテスト結果を「〇」にしても、実際は「×」で他のメンバーに迷惑をかけてしまうことにもなりかねないので、わからない箇所があれば早めに聞きましょう。
2.ドキュメントをきちんと読む
1でわからないところがあれば先輩に聞くと書きましたが、逐一聞いていたらきりが無いです。先輩の時間を無駄に消費してしまいますね。そこで自分なりに調べてから聞くことが重要です。大体のことはドキュメントに書かれています。それを読んで、ある程度理解を深めたうえでもわからなかった場合に先輩に質問しましょう。これによりお互いの時間が無駄になりません。(私は最初の頃に逐一聞いてしまい先輩の時間を無駄にしてしまいました。。)
3.脳死で試験をやらない
試験仕様書には「実行する内容」と「予想結果」が書かれています。たま~~~~~~~~にどちらかが間違っていることがあります。脳死でテストをしていると絶対に気づきません。(実際は脳死でやっていてもテスト結果が「×」になるので気づくと思いますが)何のためにこの試験項目を実施しているのかを意識しながら取り組むと、システムの理解度が向上すると共に、試験仕様書のミスにも気づけるようになると思います。
4.エビデンスは手順も含めて綺麗に取る
試験は実施とともにエビデンスを取る必要があります。実際に試験結果が正しいのかを表す証拠ですね。私は現場参画してすぐのころ、「結果の画面だけ貼れば大丈夫でしょ」という気持ちでやっていました。しかし後日にエビデンスを見直すと何を表しているのかわからないエビデンスだらけでした。。。自分ひとりがその時だけ分かっていても、他者が理解できないエビデンスはエビデンスではなかったのです。。。エビデンスは他者がいつ見てもわかるようにしなければいけません。
5.実施した試験の見直しをする
人間ですので誰でもミスはします。しかし試験でのミスはマズいです。なので「10項目実施したらエビデンスの見直しをする。」など本当にミスをしていないのか、エビデンスは合っているのか、をチェックしてミスを最低限にしましょう。これをやり始めてから自分の間違いに気づくようになりました。
6.説明の際は相手の理解度を考慮する
試験を行っていて疑問が出てくると先輩に質問しなければいけません。先輩はシステムへの理解度が新人より格段にあるはずです。しかし全てを把握しているわけではありません。
例えば「試験No60の項目は予想結果が本当に合っていますでしょうか」と聞いたとします。この情報だけで答えることはできないでしょう。
もっとわかりやすく
「試験No60の項目、画面で言えばログイン画面のログイン機能の箇所です。予想結果では(ログアウトするとマイページに遷移する)と書かれていますが、実際はログイン画面に遷移します。この予想結果は正しいでしょうか?」などと聞くべきです。
相手が自分と同じ理解度であるとは思ってはダメです。
最後に
今回の現場では結合試験から取り組みました。コードというコードは書きませんでしたが色々な知見を深めることができたと思います。何か気づいたことがあればコメントいただけると幸いです。