Firestoreにデータを登録する際に、サーバ側で現在日時のプロパティをデータに追加する例を以下に示します。

参考

手順

1. Cloud FirestoreでCollectionを作っておく

2. Cloud Functionsをセットアップする

以下の手順に従う。
https://firebase.google.com/docs/functions/get-started

3. あらかじめ用意されている、index.jsを以下のように書き換える

index.js

const functions = require("firebase-functions");

// addDateTimeが関数名となる。
// regionを指定しないと、us-central1にfunctionが出来てしまったので、明示的に東京(asia-northeast1)を指定している。
exports.addDateTime = functions.region("asia-northeast1").firestore
    .document("ここにcollection名を指定/{docId}")
    .onCreate((snap, context) => {
      snap.ref.set({"addedField": new Date()}, {merge: true});
    });

setメソッドの説明
https://googleapis.dev/nodejs/firestore/latest/DocumentReference.html#set

4. コードをデプロイする

例

$ firebase deploy --only functions

Functionsのトップ画面を見ると、関数が追加されている。

5. Firestoreにデータを登録する

管理コンソール画面から手動で追加した例

6. 自動でプロパティ追加

管理コンソール画面で数秒待った後、表示が更新され、プロパティが追加されていることが確認できた。

備考

FirestoreのデータをREST APIで取得すると、デフォルトで、createTime, updateTimeプロパティが自動で付与されておりますが、GCP内部で使用するデータと思われるため、明示的に付与する例を上記に示しました。

{
  "documents": [
    {
      "name": "projects/projectIDは伏せておく/databases/(default)/documents/collection1/IewJlzFPfrItKiay9Ve9",
      "fields": {
        "addedField": {
          "timestampValue": "2022-07-17T16:00:44.165Z"
        },
        "name": {
          "stringValue": "hoge"
        }
      },
      "createTime": "2022-07-17T16:00:41.213663Z",
      "updateTime": "2022-07-17T16:00:48.588309Z"
    }
  ]
}