LinuxやUNIXのマニュアルやヘルプを参照すると、crypt(3)のような表記を見かけることがあるかと思います。
ここで(3)はセクション番号です。セクション番号は、そのドキュメントのカテゴリを示します。
(3)はライブラリ関数(C言語のライブラリ関数)のカテゴリとなります。
具体的には、次のようなセクション番号が一般的に使用されます。
| セクション番号 | 内容 |
|---|---|
| (1) | だれもが実行できるユーザーコマンド |
| (2) | システムコール(カーネルが提供する関数) |
| (3) | ライブラリ関数(C言語のライブラリ関数) |
| (4) | デバイス(/devディレクトリのスペシャルファイル) |
| (5) | ファイルフォーマットの説明(例:/etc/passwdなど) |
| (6) | ゲーム(Unix/Linux上で実行できるゲーム) |
| (7) | その他のマニュアルページ:マクロパッケージやプロトコル、コンセプトに関連する情報 |
| (8) | 管理コマンド(管理者や特権ユーザーが使用するコマンド) |
| (9) | Linux独自のカーネルルーチン用ドキュメンテーション |
| (n) | 新しいドキュメンテーション(将来的には、適した場所に移動される) |
| (o) | 古いドキュメンテーション(猶予期間として保存されている) |
| (l) | 独自のシステムについてのローカルなドキュメンテーション |
以上