2
2

More than 1 year has passed since last update.

デシジョンテーブル(decision table) の使い方

Posted at

概要

業務でテスト仕様書を作成し、単体テストや結合テストを行うことがあると思います。
そのテストケースの選定に役立つ、デシジョンテーブルを用いた技法をまとめます。

デシジョンテーブル とは?

テストをする対象の条件結果組み合わせを洗い出した上で、マトリクスとして一覧化した表のこと。ブラックボックステストに分類される。
(イメージは、Excelの表みたいな感じ)

メリット

  • 条件と結果を網羅し、可視化することができる
  • 網羅率を簡単に計算することが可能
  • テストパターンの抜け漏れを防げる
  • どのテストレベルでも使用できる
  • 条件の組み合わせ次第では、ありえない組み合わせをあぶり出すことで、不要なテストケースを除くことができる

デメリット

  • 条件の組み合わせ次第では、膨大なケース数になる
  • わざわざデシジョンテーブルを作成する手間がかかる
  • 条件や分岐を明確にしていないと、テストケースが漏れる

作り方

  1. 設計書を見つつ仕様を確認することで条件・分岐を洗い出す
  2. 1.の条件・分岐を実施後の想定される処理結果を洗い出す
  3. 条件と結果をマトリックスに網羅する
  4. ありえない条件の組み合わせを除外する

例題

簡単な仕様を決めた上で、実際にデシジョンテーブルを作成してみる。

仕様

映画館の料金割引を決める。

  • 1日の場合-100円
  • 20:00以降-200円
  • 65歳以上-300円
  • 条件が複数ある場合は、全て適応される
    • 1日かつ20:00以降の場合は-300円

デシジョンテーブルの作成結果

デシジョンテーブル.png

参考にさせていただいたサイト

2
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
2