はじめに
業務で同時に複数のプロジェクトを見ることがあり、平均すると1日1回ぐらいterminalを開いてpod-installのコマンドを叩いています。本記事はiOSアプリ開発者が良く使うCocoaPodsのコマンドpod-installの作業を楽にするtipsです。XcodeにはBehaviorsと言う機能があり、様々な動作やイベントを設定・追加できます。 その機能を利用して、自動でterminalを開き所定のdirectoryに移動してpod-installコマンドを叩いてくれるショートカットキーを作成します。
開発環境
Xcode12 (Xcode11でも動くと思いますが未検証)
Cocoapods
セットアップ
1. Scriptを用意
Script をダウンロード
#!/bin/sh
osascript <<END
tell application "Terminal"
if not (exists window 1) then reopen
activate
do script "cd `pwd`; pod install" in window 1
end tell
END
2. 実行権限の付与
権限の確認
$ ls -l Pod-Install.sh
-rw-rw-r--@ 1 yasuradodo staff 158 Sep 19 19:40 Pod-Install.sh
もし実行権限がなければ、実行権限x
の付与
$ chmod u+x Pod-Install.sh
再度権限の確認
$ ls -l Pod-Install.sh
-rwxrw-r--@ 1 yasuradodo staff 158 Sep 19 19:40 Pod-Install.sh
3. XcodeのBehaviorsでCustom commandを作成
XcodeのPreferencesからBehaviorsを選択し、左下にある+をタップしてCustom commandを作成します。
ショートカットには好きなキーを登録しましょう。筆者は shift + command + p
にしました。
これで、Xcode上で登録したショートカットでいつでも自動的にpod-installが実行できます。
終わりに
今回はpod-installだけでしたが、Carthage, SourceTree, SwiftLintなど様々な物に対応でき作業効率を向上できます。
他にも便利なBehaviorsの使い方などあれば、教えていただきたいです
参考文献
https://medium.com/@abhishekbedi/never-type-pod-install-again-ever-eb55386eef59
https://github.com/JeaSungLEE/Awesome-Xcode-Behaviors