動作環境
Mac OS Catalina 10.15.1
概要
Mac上でROSを動かしたいと思い、公式を確認したところサポートされてるのがubuntu上だけだったので、Dockerを使ってubuntuを入れた後、その中でROSを動かしたいと思ったのでその実行手順をまとめておこうと思う。rosを入れる手順は別の記事でまとめようと思う。今回はmacのdocker上でubuntuを入れるまでをまとめる。
まずはDockerをインストールする
とりあえず、MacにDockerをインストールする
公式サイトでまずは自分のアカウントを作ってログインする
そして右上のGet Dockerからインストールできる
この時、ターミナル上で以下のコマンドでちゃんとインストールされたか確認できる
docker version
この時、macのアプリケーションフォルダに入ってるDockerをクリックして起動させてないといけないらしく、参考にした記事には載ってなかったのでこちらには載せておく
ubuntuを入れる
これでDockerは入ったのでubuntuを入れていく
まずはdockerhubからubuntuイメージを引っ張ってくる
docker pull ubuntu:18.04
今回はubuntu 18.04を入れる
こちらのdockerhubの方でpull可能なubuntuのバージョンは載ってるので好きなのを入れよう
docker images
これで引っ張ってきたイメージを確認する
表示される一覧にubuntu18.04があればきちんとpullできている
ubuntuが入ったら
まずはubuntuの起動をする
下記のコマンドでubuntuコンテナを立ち上げる
docker run -it -d --name ubuntu ubuntu:18.04
--nameの後はコンテナに名前をつけてるだけなので任意の名前を勝手につけても行ける
正しく起動されてるか確認する
docker ps
コンテナ名はubuntuなので、正しく起動されてたら表示一覧に出てくる
もし、出てこない場合は
docker ps -a
上記のコマンドを実行して一覧に表示されるか確認する
もしubuntuがない場合はコンテナが正しく作れてないのでコンテナを立ち上げるとこからやり直す
起動したらそのコンテナに入る
docker exec -it ubuntu /bin/bash
これでコンテナ内に入れたので、これからはこのubuntu環境で開発を行える
抜けたい時は
exit
上記のコマンドでubuntu環境を抜けて、macの環境に戻ってこれる
コンテナを抜けたらちゃんとコンテナを停止させておく
docker stop ubuntu
コンテナに再度入りたい場合は
docker start ubuntu
docker exec -it ubuntu /bin/bash
これで入れる
停止と再起動はどちらもコンテナから抜けてからやる必要があるので注意が必要
コンテナから抜ける時は上記と同じ
ubuntu環境ができてからの初期設定
ubuntu環境を構築してからの初期設定をする
前回同様、下記のコマンドでコンテナに入る
docker start ubuntu
docker exec -it ubuntu /bin/bash
APT(パッケージ管理ソフト)は最初から入ってるが、念のため最新版にしとく
apt-get update
次にユーザの設定をする
これでユーザを追加する
adduser user_name
user_nameには自分の好きな名前を入れよう
gpasswd -a user_name sudo
これでubuntu内でユーザーが追加された
これで一通りできたわけだが、例えばubuntu内でpythonのコードを書いて実行するには
ファイルの読み書きができないといけないが、docker内で処理されるので、macに入れてるテキストエディタは使えない
ということでubuntuにvimを入れておいた
sudo apt-get install vim
これでvimをインストールできた
どうせ使うのでgitも入れとこう
sudo apt-get install git
初期設定もしておく
git config --global user.name [任意のユーザ名]
git config --global user.email [任意のユーザ名]
ちなみに、最近知ったのですが、vscodeでdockerのコンテナ内のファイルをいじる方法があるみたいなので、置いておきます。
結論からいうと、vscodeの拡張機能を入れるだけです。以下の名前のプラグインを入れてみてください。
Remote-Container
dockerをGUIで操作したり、dockerのコンテナ内のファイルをvscodeでいじれるようになります。
参考文献
Dockerをインストールした時に参考にさせていただいた
https://qiita.com/kurkuru/items/127fa99ef5b2f0288b81
ubuntu入れる時に参考にさせていただいた
https://weblabo.oscasierra.net/docker-ubuntu1604/
ユーザーを追加する時に参考にさせていただいた
https://qiita.com/white_aspara25/items/c1b9d02310b4731bfbaa
vim入れる時参考にさせていただいた
https://qiita.com/YumaInaura/items/3432cc3f8a8553e05a6e