コピペって聞こえが少し悪いのですが、開発環境がどんどん変化している状況の中、どしてもそうなると思うのでまとめてみました。逆にこれができると、開発もかなり楽しくなると思うんですよね。純粋に新しいもの好きになれます。
【理由】
- 言語やフレームワークは増える一方なので記憶は厳しくなる一方です。「理解&コピペ」が生きる道。
- オンラインヘルプはコピペできるサンプルが充実、もはやコピペを推奨している?
- TypeScriptのような型セーフな言語とVsCodeのような高機能IDEでリファクタリングがより簡単
- 優秀なプロのコードはGithubに転がっている、コピペ能力がエンジニアの成長力に不可欠
- 経営者が望むエンジニアの姿だと思うので
という感じです。順番に説明します。
言語やフレームワークは増える一方で、記憶はムリ、理解してコピペできれば記憶力は最小
同じVueでもVue2とVue3は違いますし、TypeScriptで書くか書かないかで学習コストは変わってきます。それにNuxtjsやReact、Nextjs、Vercel、Tailwindcss、Material UIなどのCSS系フレームワーク。
とにかく身につけることが多すぎるので、記憶するのは現実的とは言えません。Netを見るプラットフォームがスマートグラスに変わると、これから数年のうちにもどんどん出てくることは間違いありません。
理解してコピペする技術は生きる道といっても過言ではないので。
ホームページではコピペできるサンプルの充実、もはやコピペを推奨している
nextjsやTailwindcssなどのホームページ、Quiita、GutHubなどあらゆるサイトにはクリップボードコピーアイコンが最初から搭載されています。
フレーズも数行のものが多く、コピペしやすいように編集に気を使っているものばかりです。それを見ながらコーディングするのに比べて、何倍も早くコードをテストできます。
いろんなプロジェクトを作るたびに、何度もコピペするしていると、ほぼ自分用のライブラリのような感覚になります。頭のリソースを最低限に抑えられるのです。
TypeScriptのような型セーフな言語とVsCodeのような高機能IDEでリファクタリングがより簡単
VsCodeの機能を使うと、InterfaceやTypeの定義が⌘ボタンを押してマウスオーバーするだけで参照できますし、⌘ボタン+クリックで定義に飛んで、⌘+「ー」で元に戻ったりできます。getDataという関数を作るとその関数を使っている部分を⇧F12で一覧表示させたり。
要は、VsCodeのようなIDEを使うと、人の書いたプロジェクトでさえ、高速に解読できるようになっているのです。おまけに名前を一括変換したり、フォルダの構造を変えてみたりなでも高速にできます。
コピペしたあとに、自分カスタマイズするのが、快適になるようにシステムは進化しています。
優秀なプロのコードはGithubに転がっている、コピペ能力がエンジニアの成長力に不可欠
エンジニアは世界中におり、Githubでより世界を身近に感じられます。そして優秀なエンジニアが書くコードは、とてもスマートで汎用性があったりするものです。
Githubはエンジニアにとって宝の山であり、それを最も享受しようと思うと、コピペ能力はとても大事なのです。私はGithubでいいフレーズを見つけたら、自分に取り込むために、スニペット登録したりしています。
世界の他のエンジニアにも、いいエンジニアだと思ってもらえるように、Githubに上げるリポジトリのReadmeは英語で書くようになりました。
経営者が望むエンジニアの姿だと思うので
私は会社を経営しています。今は一人でやっているのですが、人を雇う余裕ができたら、いいエンジニアを雇いたいと考えています。
経営する側からだと、欲しいエンジニアは
- 高速に開発して必ず期日を守る
- 新しい技術をすぐに取り込める
- いつも余力を持っているふう
というところであり、経験的には、そんなエンジニアはコピペ能力がめちゃ高いのではないのでしょうか?