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Intentでオブジェクトを渡す方法

Last updated at Posted at 2018-07-29

IntentのputExtraにはオブジェクトを渡せないので、さてどうしたものかと思っていたのですが、
GSONを使ってJSON文字列に変換すれば、ただの文字列なので簡単に受け渡しをすることができました!

Dependencies

  • Kotlin
    • 今回はKotlinを使っていますが、Javaでも同様のことが可能です。
  • GSON
    • ようは文字列にシリアライズ/デシリアライズができればいいのでGSONじゃなくてもいいです。

オブジェクトのJSON文字列化

まずはオブジェクトです。データは単純にして、以下のようなものを使うことにします。

data class Person(val name: String,
                  val age: Int,
                  val height: Int)

data class Team(val name: String,
                  val member: List<Person>)

で、例えば以下のようにオブジェクトを生成してあげて、Gson().toJson()で文字列変換してみます。

private fun createObjectForTest(): String {
    // これは普通にKotlinのオブジェクトを生成してる
    val team = Team("サッカー部", listOf(
            Person("田中", 15, 179),
            Person("太田", 16, 169),
            Person("斎藤", 17, 180)
    ))

    // ここでオブジェクトを文字列に変換して返却してる
    return Gson().toJson(team)
}

Gsonを使うと超簡単にJSON文字列に変換できますね。
で、文字列のほうは以下のようにちゃんとJSON文字列に変換されてます。

// printlnで表示されたものをこぴっぺ
{"member":[{"age":15,"height":179,"name":"田中"},{"age":16,"height":169,"name":"太田"},{"age":17,"height":180,"name":"斎藤"}],"name":"サッカー部"}

整形するとこんな感じでいい感じ。

{
   "member":[
      {
         "age":15,
         "height":179,
         "name":"田中"
      },
      {
         "age":16,
         "height":169,
         "name":"太田"
      },
      {
         "age":17,
         "height":180,
         "name":"斎藤"
      }
   ],
   "name":"サッカー部"
}

putExtraで渡す

JSON文字列の変換方法はわかったので実際にIntentで渡してみます。
MainActivityに適当なボタンを配置してonClick関数を定義してセットします。

// テスト用のオブジェクトを生成して返却します
private fun createObjectForTest(): Team {
    return Team("サッカー部", listOf(
            Person("田中", 15, 179),
            Person("太田", 16, 169),
            Person("斎藤", 17, 180)
    ))
}

fun onClickNextBtn(V: View) {
    val team: Team = this.createObjectForTest()

    val intent = Intent(this, SubActivity::class.java)
    // Gsonを使って文字列変換したものをセット
    intent.putExtra("key_team", Gson().toJson(team))

    startActivity(intent)
}

以上で、オブジェクトをIntentに乗せることができました。
あとは受け取り側で、"key_team"を指定して受け取ればいいですね。

受け取り側でJSON文字列をデシリアライズする

受け取り側はキーで値を取得できますが、もちろんStringなのでデシリアライズが必要です。
以下のように受け取った後に、Gson().fromJson<>()を使ってあげれば一発でもとに戻せます。

// ここはJSON文字列
val json = intent.extras.getString("key_team")
// 型を指定して文字列からデシリアライズする
val team = Gson().fromJson<Team>(json, Team::class.java)

まとめ

JSONは文字列なので、GSONを使って変換すれば、ほかにも色々使いどころがありそうです。
例えば、プリファレンスへの保存にも実はJSONが使えます。
皆さんも色々使ってみてください。

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