(*)http://ichiyos11.hateblo.jp/entry/2017/03/27/120000
凶器の検知と持ち物検査
現状新幹線での無差別な殺人事件があり、新幹線の持ち込み荷物をチェックするかという問題になっています。24時間営業のコンビニエンスストアでは問題になっておりますし、過去小学校が襲われたり、バスの中で事件が起こったり等凶器の所有を検査することは物理的に難しい状況です。
ただ、最近は監視カメラが広く普及し、現状は捜査資料としての利用がメインですが、問題が起こった時に検知できる可能性も多いにあると思います。
Azure Custom Vision Service
Custom Vision Serviceに物体検知機能が5月より公開されています。物体検知を作成しようとすると兎角学習に手間取る場合が多いのですが、この機能はかなり簡単に実現できるようになっています。
このCustom Vision Serviceの応用として凶器(ナイフ)の検知を実施してみました。
Custom Vision Serviceにアクセスする
すでにアカウントをお持ちの場合は、Sign Inボタンを押していただければプロジェクト作成画面に直接は入れますし、アカウントをお持ちでなければ、試用用のマイクロソフトアカウントを作成いただき、無料で、試していただくことが可能です。
プロジェクト作成する
物体検知を利用するため、プロジェクト作成時、Object Detectionを選択します。
教師データを登録し、ラベル付けを行う
教師データの登録は、Add Imagesボタンを押していただくと下記の画面が表示されるため、URLで指定するか、ローカルのファイルを選択します。複数のファイルの同時アップロードも可能です。
教師データは刃物の写真に加えて、いくつか動画の格闘シーンから登録しました。
ラベル付けですが画面から行うことができます。画像を選択するとラベル付けの画面が表示されるので、オブジェクトの位置と、ラベル情報を入力します。Object Detectionの場合は学習データとして15枚最低必要となります。
学習する
テストする
(*)画像はhttps://plaza.rakuten.co.jp/greatest29/diary/201206130000/