タイトルのお手軽手順を紹介します。
##要素
- STS
- Spring Boot
- Thymeleaf
##手順
####STSインストール
こちらから STSの最新版をダウンロードし、インストール。
https://spring.io/tools
####Starter Project 作成
Create new Spring Starter Project をクリックし、"Type" は "Gradle (Buildship 3.x) を指定して Next。
以下を選択。
- AWS Core
- AWS RDS
- Spring Boot DevTools
- Spring 開発環境を強化
- Lombok
- アノテーションで getter, setter 等を自動生成
- Spring Configuration Processor
- Spring 開発環境を強化
- MyBatis Framework
- ORM
- MySQL Driver
- Spring Security
- 認証, 認可, CSRF対策, IP制限等のフレームワーク
- Thymeleaf
- 最もシェアのあるテンプレートエンジン
- Spring Web
- MVC
(今回使用しないものもあるが、いつも使っているものをチェックしている)
Finish。####実装
コントローラを作成。
Package Explorer で、src/main/java の下の com.example.demo を右クリックして New>Classをクリックし、Nameは "TopController" で Finish。
ビューを作成。
Package Explorer で、src/main/resources の下の templates を右クリックして New>Fileをクリックし、Nameは "top.html" で Finish。
####起動、表示確認
簡単のため、build.gradle を開き、今回使用せず、設定の必要な依存関係をコメントアウト。
忘れずに プロジェクトを右クリックし、Reflesh Gradle Project し、起動。
##おわりに
近年、プログラミング言語も流行り廃りが起きていますが、Java は静的型付け言語であるためリファクタリングもしやすく、大規模開発向きで(初期開発から10年以上小規模メンテのみで現役のシステムなんてザラ)、Android向けにKotlinも登場したりと、世界中で未だに根強い人気を誇っています。
一方でなかなか Javaを使うことに踏み切れず、厳格・冗長故に苦手意識のある人も多いと思いますが、これについては Lombok の様なライブラリや、Spring Boot の様な FW を使って解決できる事が殆どです。
本記事では、Java 界のスタンダードと言ってもいい Spring Boot のシンプルな開発環境構築を簡単に紹介しました。この機会に触れてみるきっかけとなれば幸いです。