(無駄が多いので、お忙しい方は最後のまとめをご覧ください!)
ガスト ノッチ!!!!!!!! 千田です!!!!
あー もうなんだかいろんなことが嫌になってきたーーーきーーーー
という気分で過ごす 2019 秋 (にーぜろいちきゅー あき)ですが
みなさま お元気ですか?
僕はなんだか胃腸を壊してしまっているようで、唇が荒れてきています。。ああぁぁ。。
最近は趣味でUnrealエンジンでゲームのようなものを作ってますが、unrealけっこういいかも。
Unityよりは肌に合うなぁ といった感じです。そのうちできるといいなぁ。年内にできるといいなぁ。
さてNotch使いだしてそろそろ1年ですが、いろいろわかってきたり、失敗したりの繰り返しです。。。
このまえは「Notch Artnetばっちり使えますよー」なんていいながら、「じゃあ、信号Artnetでおくりますねー」
なんて軽ーく言ってたら、、、、、Artnet受けられるけど、出せねーじゃん!!ってことに気が付き、
あわてて方法変えたりしてました。うっかり。うっかり。 みなさんも気を付けましょう。
さて無駄文字はこのくらいにしまして
それでは早速!!
##StandAloneで頑張るために その7
オペレーションの問題をやっていこうかと思います。
現場で映像をコントロールするにあたり、様々なオペレーションが想定されます。
StandAloneで出力されたExeでは、デフォルト機能として上下キーでレイヤーの切り替えができるようになっています。
これを使えば、ある程度の映像シーンの切り替えができるので、そこそこのオペレートは可能でしょう。
でも、これ毎回たたくのは、今どきではないのでは、、、、、
そりゃメディアサーバに書き出せばいろいろできるのは知ってるけどさぁ。。。タイムラインをコントロールしたいのよ。
StandAloneで。
再生とか停止とかやりたいけど、どうする?タイムライン上で飛べるの?とか、OSC用に別アプリ作んなきゃダメ?とか、
なにこれ嫌がらせ?
とか、その辺の話です。
今回の内容は
・Notchでは、そもそもどんな操作が想定されているのか?僕はどうしたい?
・やっぱ メディアサーバじゃないと無理??
・PCキーボードでの操作(最新バージョン最高だ!!)
・MIDIでの操作
・WebAPIでの操作
・OSCでの操作
・ProライセンスでのRemote Network Editingが最高だ!
・ムービーファイルの再生は厳しいの???
大体箇条書きにするとこんな感じかなと思います。
それでは頭から行きます。
・Notchでは、そもそもどんな操作が想定されているのか?僕はどうしたい?
NotchではレイヤーごとにTakeしていくようなオペレーションが想定されているのかなぁといった印象があります。
サンプルなどで提供されているものも、レイヤーが独立して使用されています。
メディアサーバに入れた場合、NotchBlocksというファイルで渡していくしていくことが多いからなのでしょうか?
あまりNotch内でタイムラインを使って操作する感じではなさそうです。
でもタイムラインを使いたい!!!!時間に沿って、ある程度のオートメーションを作りたい!!!!
そうなると、、、、
・やっぱ メディアサーバじゃないと無理??
となるわけです。
マニュアルではStandaloneでできないことに、
ーComplex integrations with stage automation
ーChasing timecode or other sophisticated timeline control
と書いてある、、、、ん、、、、、
ほんとに?????と思ったので、やってみましょう。
・PCキーボードでの操作
まずはProjectのSetting内ExportAppでKeyboard Tranceport Controlにチェックを入れます。
これで、Standaloneで書き出したApp内で操作ができるようになります。
上下 矢印キーでレイヤーの切り替えができます。
ProjectのsettingでLayer As separate Effectを使用している場合は、この切り替えで色々と操作できると思います。
でもさー、タイムラインを使いたい!!!!という方に朗報です!!
最新の9.22から素敵な機能が追加されました。
最新バージョンではSpaceキーとHomeキーで再生と停止+頭出しができます!!!これいい!!
音楽に合わせて頭出しオペレートをする場合、これでいける!これいいぞ!
という事で、最新バージョンなら、割とPCキーボードでも行けるような気がしてきました。
・MIDIでの操作
この機能は、僕は補助的に使うのがいいかなぁと思っています。
MIDIでの操作はMIDIコントローラなどが使用できるので、つまみやフェーダー機能を持ったデバイスがたくさん出ています。
パラメータを動かすのには、やはり物理的スイッチ類はとても便利。
タイムラインでメインの動き切り替えなどは動かしつつ、演奏的にパラメータを動かし、映像にニュアンスを入れていくにはMIDIが最適です!
・WebAPIでの操作
まずはProjectのSetting内GeneralでWebAPIの設定(ポート)をします。
その後、WebAPIで操作したいパラメータのExposePropertyにチェックを入れます。(メディアサーバでの運用での、パラメータポート解放と同じ手順です)
そうするとStandaloneのApp起動時に自動的に調整用のwebが生成されます。
動作しているPCからはブラウザで、localhost:(設定したポート)で 初期値ならばlocalhost:8910でアクセスできます。
このAPI使って専用のコントロールアプリなんかも作れそうなので、常設案件なんかで、iPadから操作とかさせるのもいいかも。
使い方によっては便利だと思います。
・OSCでの操作
これが僕がメインで使っているオペレーション方法です。
OSCを使うと下記のことができます。
OSC Transport Commands
/notch/transport/play (再生)
/notch/transport/pause (一時停止)
/notch/transport/reset <-- Returns to time zero(停止)
/notch/transport/time <-- Goes to time t in seconds(時間を指定してジャンプ)
/notch/transport/layer <-- select layer by index, from 0(レイヤーの選択)
タイムラインのコントロールをしたい場合、困っているほとんどのことがこれでできます。
なので、別PCにOSCコントロール用のソフトウェアを作るか、Notch内で、Localhostあてにこのコマンドを送って制御します。
どっちの方法を使うかは、状況次第ですね。
なお、ビルダー内では動作確認できません。。。。StandAloneに書き出して、チェックする必要があります。
また9.2.2バージョンから/notch/transport/time への数値の送り方が変わっているので、注意です。
/notch/transport/time へ1分40秒50フレを送る場合、以前のバージョンは10050でしたが、また9.2.2バージョンから100.50となっています。要注意です。
・ProライセンスでのRemote Network Editingが最高だ!
この機能はすごいです。
Playbackライセンスで動作中のExeと、そのExeを書き出したBuilderファイルを接続することで、
別のPCでも(同一のPCでも出来ると思います)編集が可能になりましす。
どういうことかと言いますと、本番使用のオペレーションPCでExeを起動して、
実際のLEDやプロジェクタで映像を送出しながら、Builderで調整ができる。
これは本当に素晴らしい。すごく調整しやすいです。
注意としては、編集した結果は、Exe内に保存されないので、修正後再度Exeを書き出し直す必要があります。
忘れずに!
この機能を使えば、ライブコーディング的なことも可能かと思います。
・ムービーファイルの再生は厳しいの???
全く問題ないという認識ですが、PCのスペックで変わるのでしょうか?
Notch LCコーデックが、タイムサーチも早く、使いやすかった印象です。
まとめです。
・Notchでは、そもそもどんな操作が想定されているのか?
ーレイヤーごとにテイクしていくようなオペレーション。
・やっぱ メディアサーバじゃないと無理??
ーそんなことはありません。
・PCキーボードでの操作(最新バージョン最高だ!!)
ー上下 矢印キーでレイヤーの切り替えができます。
ーバージョン9.22ではSpaceキーとHomeキーで再生と停止+頭出しができます!
・MIDIでの操作
ー便利!
・WebAPIでの操作
ーやりようによっては使える!
・OSCでの操作
ーこれが本命!
・ProライセンスでのRemote Network Editingが最高だ!
ー最高です!
・ムービーファイルの再生は厳しいの???
ーNotchLC最高!
それでは! よいNotch Lifeを!