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CMake無しでlibtorch + Visual Studioを使う方法

Last updated at Posted at 2022-03-21

概要

Visual Studio + libtorchを利用する方法だと、CMakeを利用してVisual Studioのプロジェクトを生成する方法があるが、もっと簡単に行う方法があった。(できた?)
Visual Studio 2019にエクステンションを追加するだけで利用できるようになる(2017は未検証,2022は存在しない)。なお、このエクステンションはプレビュー版なので不安がある人は利用しないほうがいい。
CPU Only版でしか試していないが、GPUありでもできると思う。(GPU買ったら記事に載せます)
あと、pytorch本家にインストール方法の動画があるので、そっちを見てもいい。ただし英語。

エクステンションのインストール

Visual Studio 2019のメニューで"拡張機能(X) > 拡張機能の管理(M)"を選択する。検索でlibtorchと入力すると"LibTorch Project[プレビュー]"が表示されるのでそれをインストールする。画像では、もうインストールしたあとなのでインストールボタンが出ていないが、インストールボタンをクリックするとインストールできる。

extension.png

libtorchのダウンロード

pytorchのWebページからlibtorchをダウンロードする。
Release版とDebug版の2つが必要となるので、必ず2つともダウンロードすること。
download.png

libtorchの解凍

zipファイルなので解凍する必要がある。注意点としてかならずzipファイルのファイル名のフォルダありで解凍すること。7zipを利用して"ここに展開"を利用するとlibtorchというフォルダができるが、それだと認識しない。
"解凍先のフォルダ\libtorch-win-shared-with-deps-debug-1.11.0+cpu\libtorch"(デバッグ版の場合)となるように解凍する必要がある。

Visual Studioでサンプルプロジェクトを作成する

  1. Visual Studioを起動して新規プロジェクトを作成する。TorchProjectというのが追加されているのでそれを選択する。
    vs1.png
  2. プロジェクト名とソリューション名を入力する。ここは通常のVisual Studioのプロジェクトと同じ。
    vs2.png
  3. さきほどダウンロード・解凍したlibtorchのフォルダを指定する。必ず解凍したフォルダ("libtorch-win-shared-with-deps-debug-1.11.0+cpu")を指定すること。"libtorch-win-shared-with-deps-debug-1.11.0+cpu\libtorch"を指定すると動かない。
    vs3.png
  4. 最初からサンプルが動かせる状態になっているので、コンパイル・実行で動作する。
    vs4.png
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