#はじめに
もともとRasberyPIに興味があったんですが、社内チャットでJetson Nano開発キットの廉価版と同時にそれを使ったNVidiaのAI認定制度が開始されたとの情報が流れてきましたので、良い機会と思い開発キットを購入してみました。
#Jetson Nano 2G 開発キット
エッジAI利用可能なGPUを搭載したNVidia製開発者向けキットです。
ubuntuベースの開発環境が用意されており、気軽にエッジAIの開発が試せます。
本体価格は7000円前後です。電源等別途用意する必要がありますが、10000円をやや超えるぐらいで始められます。
Jetson Nano 2G 開発キット:https://developer.nvidia.com/embedded/jetson-nano-2gb-developer-kit
#Jetson AI 認定制度
NVidiaが実施するJetsonを使用したAI認定制度です。 認定コースには下記の2つがあります。
- Jetson AI Specialist
開発者向けの認定コースです。
無料の学習コースの修了と自作プロジェクトをNVidiaに送り審査に合格する必要があります。
プロジェクトの認定基準項目は下記のとおりです。詳細はリンクを参照してください。
項目 | 内容 |
---|---|
AI | AIについて理解しており、Jetsonを用いて効果的にAI技術を使用していること |
影響/独創性 | 独創性があり、AIを適用して、自分自身または社会が直面する課題や問題を解決または対処していること |
再現性 | プロジェクトを構築して使用するために必要なソリューション、コード、およびリソースはすべてリポジトリに含まれており簡単に実施できること |
プレゼンテーション/ドキュメント | リポジトリにプロジェクトの構築/実行に必要な手順を図や画像とともに文書化したreadmeが存在すること |
- Jetson AI Ambassador
教育者向けの認定コースです。
Specialistの要件に加え、面接試験の合格が必要になります。
今回はJetson AI Specialistの認定を目指します。
Jetson認定制度:https://developer.nvidia.com/embedded/learn/jetson-ai-certification-programs
#開発環境
無料の学習コースを行うためには下記機材が必要になります。
ハードウェア要件(Hardware Requirements参照)
NVIDIA Jetson Nano™ Developer Kit or Jetson Nano 2GB Developer Kit*
MicroSD card (64 GB UHS-1 recommended, 32 GB UHS-1 minimum)
Micro-B USB cable
Power supply Jetson Nano Developer Kit
Camera (Logitech C270 USB webcam or Raspberry Pi camera module v2)
PC or laptop with an SD card slot (Windows, Mac, or Linux)
用意した開発環境は下記のとおりです。
一部あまっていた資材を使いまわしています。
項目 | 機材 |
---|---|
開発キット | Jetson Nano 2GB 開発者キット |
電源 | LABISTS Raspberry Pi 4B TypeC電源ケーブル 5V 3A スイッチ付き PSE取得 1 |
microSDカード | サンディスク microSD 64GB UHS-I U3 V30 書込最大60MB/s Full HD & 4K SanDisk Extreme SDSQXA2-064G-EPK エコパッケージ |
ケース | NVIDIA Jetson Nanoケース、冷却ファン付きNVIDIA Jetson Nano開発者キット用アクリルケース(3.0-5.8V)シェルエンクロージャークーラー 2 |
カメラ | ロジクール ウェブカメラ C310n(Zoom用に用意していたもの) |
USB2.0A-microB接続ケーブル | KindleFireHDの充電ケーブル |
HDMIケーブル | あまっていたケーブル |
LANケーブル | あまっていたカテゴリー6LANケーブル |
開発用PC | Windows10PC |
次回は無料の学習コースについて記載します。