お疲れさまです。
表題の試験に合格したため記録として残したいと思います。
結果
合格
スコア
77% / 74%
出題範囲
分野 | 名称 | 割合 |
---|---|---|
1 | アプリケーションライフサイクル管理 | 8% |
2 | インストール、構成、および検証 | 12% |
3 | コアコンセプト | 19% |
4 | ネットワーキング | 11% |
5 | スケジューリング | 5% |
6 | セキュリティ | 12% |
7 | クラスターのメンテナンス | 11% |
8 | ロギング/モニタリング | 5% |
9 | ストレージ | 7% |
10 | トラブルシューティング- | 10% |
事前知識
GCP上でGKE(Google Kubernetes Engine)の構築、保守、CI/CD、HPA、監視、トラブルシューティングをしていました。
また、ローカルマシン上でMinikubeを用いたハンズオンをいくつかクリアしています。
今回の試験学習にかけた時間はおおよそ1.5ヶ月ほどだと思います。
所感
試験概要は他の方々が詳細な記事を書いているので割愛します。
試験当日までの準備や雰囲気はこちらの方の記事が非常に参考になりました。
https://reboooot.net/post/cka/
以下個人的な感想です。
まず、試験に合格したことは嬉しいんですがスコアの通りギリギリでした。
それもCKAにおいてコアとなるクラスタ関連の問題に全滅したにも関わらず、この結果なので納得はしていません。
正直、今の出題傾向であれば合格ラインは85%あたりが妥当ではないかと感じました。
※CKAは Version.2020 が今年の9月頃にリリースされる予定なので改善されるはず
試験対策としては「Candidate Handbook」「Curriculum」を熟読した上で、Udemyの「Certified Kubernetes Administrator (CKA) with Practice Tests」をカンペ無しで完走できるまで繰り返しました。
上述した通り、ただ合格するだけならUdemy頼りでもなんとかなると思いますが、管理者としての力量に自信を持ちたいのであれば、クラスタ構築とトラブルシューティングに関する造詣を深めておくほうがより安全だったと反省しています。
加えて、実際の試験で「CKA-JP」を選択すると日本語で出題されますが、例のごとく読解能力を要する文章でしたので、下手に焦って問題を解こうとすると足元をすくわれる可能性があると思います。
受験者に向けたアドバイス
- まずはUdemyを完走してみる(HintやAnswerがあるので知識がなくてもなんとかなる)
- わけがわからない問題やコマンドは本やウェブサイトで理解できるまで調べる
- Udemyを周回する前に、各トピックに関連する「kubernetes.io」のページをブックマークし、整理する
- 問題の内容とブックマークしたページやコマンドを頼りに問題解決できるようにする
- 「Kubernetes The Hard Way」は面倒でも必ず何度かやって、特定の不具合を解消するための選択肢を頭に入れておく(重要)(戒め)
- PodやDeploymentをコマンドだけで迷わず作成することができれば時間にはだいぶ余裕が生まれるはず
- 身分証明書にパスポートを用意する必要はなく、免許証だけでも問題なかった
- 試験開始までのやり取りは英語だが、直前まではGoogle翻訳などを開いてやり取りしても何も言われない
まとめ
合格記事なのに自分への反省に終始した内容となっています。
この反省は、合格という結果を意識せず再学習することで払拭して次のCKAD試験に望みたいと思います。
良かった点としては、実運用では限られたパラメータのみでもKubernetesの運用までは進めますが、細かいパラメータやリソースの挙動を手を動かして理解できたのは今後に役立つと確信しています。
でもやっぱりGKEやEKSのようにマネージドではないKubernetesの管理はやりたくないなぁと強く思いました。(難易度が跳ね上がる)