概要
- 古くなったWindowsノートPCにChromeOSのクローンであるCloudReadyをインストールします
ハードウェア
- HPノートパソコン:14-ac106tu
- CPU:Core™ i3-5005U
- メモリ:8GB
- USBメモリ:SanDisk Cruzer Fit 64GB
OS
- ChromeOSのクローン CloudReady を導入します
- CloudReadyはChromiumOSから派生したOSです
- ChromeOSとほぼ互換ですが、GooglePlayは使えないのでandroidアプリは使えません
手順
- WindowsPCで、CloudReadyのHPから「Download the USB Maker」をクリックしてインストーラをダウンロード
- USB Makerを起動して、USBメモリにイメージを書き込みます
- ウィザード形式なので、指示に従うだけです
- SanDiskは推奨しないと表示されましたが、今回使ったCruser Fitは問題ありませんでした
- 書き込みが終わったらノートPCに差して、PCを起動します
- BIOSの設定を変えてUSBメモリから起動できるようにします
- やり方はPCごとに違いますが、今回のHPノートでは電源を入れてF10押下でした
- OSが起動したら初期設定画面が出てくるのでセットアップします
- HPノートでは起動できましたが、別のデスクトップPCでは起動ロゴのところで止まってしまいました
パーティションの拡張
- USBメモリのインストールされたCloudReadyはデフォルトでは4GBしか領域を使わないようです
- GPartedを使ってユーザー領域のパーティションを拡張します
- GPartedはLinux用のソフトですが、Linuxを持っていなくてもLiveCDで利用できます
- 今回はFedora上でGPartedを使いましたが、FedoraでマウントしただけでUSBメモリ上のCloudReadyが壊れて起動しなくなるので、あらかじめ自動マウントをOFFにします
- 自動マウントをOFFにする方法はデスクトップ環境ごとに異なります
- 今回使用したMate環境では、dconf-editorを立ち上げて、
org.mate.media-handling automount
をoffにします。 - コマンドラインで
gsettings set org.mate.media-handling automount false
でも良さそうです
- USBメモリを差して、GPartedを立ち上げます
- USBメモリのSTATEパーティション(partition 16)が3GBくらいになっているので、最大まで拡張し保存します
- USBをノートPCに差し込んで起動しなおせば、パーティションが拡張されています
- CloudReadyの設定/デバイス/ストレージの管理で確認できます