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はじめに
- 教師あり学習では、画像データにラベルを付与することで、初めて意味のある学習データになります。
- 本マニュアルでは、ラベリングツール
labelImg
(Pythonのプログラム)によるラベリング手順を紹介します。
Pythonの環境構築
pyenv
の導入 (shellがzshの場合)
- pyenvはPythonの複数のバージョンを簡単に切り替えることができます。
- GitHubのリポジトリをクローン (https://github.com/pyenv/pyenv)
$ git clone https://github.com/pyenv/pyenv
-
~/.zprofile
、~/.profile
、~/.zshrc
に下記のテキストを追記する~/.zprofileexport PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv" export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH" eval "$(pyenv init --path)"
~/.profileexport PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv" export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH" eval "$(pyenv init --path)"
~/.zshrceval "$(pyenv init -)"
仮想環境の作成
-
適当なディレクトリを作成
$ mkdir dataset $ cd dataset
-
使いたいPythonのバージョンをインストールする
- インストールできるPythonのバージョンを確認
$ pyenv install --list
- バージョン
3.8.5
をインストールするとする- Pythonは
2系
と3系
があります。今回は3系を使います。
$ pyenv install 3.8.5
- Pythonは
- 先ほど作成したディレクトリに反映(
.python-version
というファイルが作成される)$ pyenv local 3.8.5
- インストールできるPythonのバージョンを確認
-
venv
による仮想環境の作成- パッケージをプロジェクトごとに独立させることができます。(Python3の標準機能なので別途インストールは不要)
- 新しい環境の作成
-
newenvname
は好きな名前でいいです。(venv
か.venv
が一般的) -
newenvname
下にパッケージが置かれます。
-
$ python -m venv [newenvname]
- 有効化
$ source [newenvname]/bin/activate
- 無効化
$ deactivate
labelImgの導入
-
レポジトリのクローン (https://github.com/tzutalin/labelImg)
$ git clone https://github.com/tzutalin/labelImg $ cd labelImg
-
pip
でパッケージのインストール$ pip install -r requirements/requirements-linux-python3.txt $ make qt5py3
-
labelImgの起動
$ python labelImg.py [画像ファイルのパス] [分類クラスのテキストファイル]