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放浪系DataScientist見習いのキャリア、業界観

Last updated at Posted at 2019-12-19

はじめに

さて人生初のQiitaである。1
データ分析、自分のキャリアという題材で、お声がけ頂いたので何か書く。

場所は欧州最西端、ポルトガルの某都市のカフェ。
Fad2の情熱的な調べに浸かり、大西洋にほど近い海岸からの風が大航海時代へと思いをいざなってってくれる。私はコーヒーを片手にMACBOOKPRO3を開き優雅にドヤリングする。

…と雰囲気についてうそを書いても別に誰にもばれないのだが、現実の光景は雑多な道沿いの薄暗いBar兼Cafeでこの記事を〆切に追い詰められつつ書いている。店の外ではお薬売りの兄ちゃんが旅行客に対して一時期の歌舞伎町の客引きのごとく声をかける。耳を澄ますと聞こえてくるのは波の音ではなく、“お薬あるよ。”の声。 隠語とか使ってほしい。

本題に移る。

想定読者

自分はデータ分析の分野は駆け出しもいいところで有識者に有意義なことは何も書けない。ある程度年齢を重ねてそれなりな仕事をしているが最近Data Scienceに興味を持って参入した、もしくは学習を始めたというタイミングの人ならばひょっとしたら得何らか共感くらいはあるかもしれない。思ったことをつらつら書く。

自己紹介

欧州在住で働いていて欧州内をぶらぶらとしている三十代後半日本人。
以前は全く違う専門のキャリアで近年スキルを磨いていたつもりだったのだけど、大都市、大企業以外での転職需要が想像以上に少なく、比較的小さな都市でも仕事を見つけられるよう人生のフレキシビリティを求めてこの界隈に流れてきた。文系ではあるが、一時金融工学で多少数学と統計は多少学んだので、行けるんじゃないだろうかと勘違いをした。今年の夏、欧州の別の国でよくあるBootcampを受けたりして社内でのDataScientistの真似事みたいな仕事を初めてみた。

データ分析界隈

ただ段々と気づいてきたのが、この業界は未経験のおっさんが後から参入するにはさほど魅力的な領域ではないんじゃないかということである。4
もちろんDataScientistに簡単になれると夢を見させた方がメリットがあるステークホルダは多いが中々現実は厳しい。
一般的に日本の会社の構造上、若いころは搾取されがちで年を取ってから役職なりなんなりで下駄をはかせてもらえる。実力勝負という言葉は非常に魅力的ではあるが、それを魅力的に思っていいのは実力がある人か、もしくはそれ以上に搾取されている人々である。均等に搾取されてきた後に年を経て実力主義に飛び込む。考えうる限りマゾなんじゃ?と自分の性癖を疑いかねない状態である。

実際問題全く未経験の分野でおっさんが鎬を削るのは厳しい。なぜならば自分より若い人材が自分より経験を持ってたりするからである。つまり経験も実力も劣る人材が、この中途半端に儒教の思想を残すこの国で戦っていく必要がある。5ひとえに言うと立場ない。ましてやこれからは様々学習環境がそろってきて学部大学院で正規の教育を受けてきた20代が大量になだれ込んでくるだろう。

非常にホットなマーケットではあるのだけどかなり近い将来、あっという間に低レベル人材が淘汰されるような気がする。Top Tierは関係ないが自分のような層には正直長期的に見て余り美味しい市場ではないのではないかと疑っている。しかもめっちゃ苦労して身に着けたスキルの大半がものすごい勢いでスキルが陳腐化するであろうことは容易にを想像がつく。

まあ立場なんか気にする人間はそもそもこんな動きはしないわけで、それをどう考えるかは各人の自由。扱ってる対象が結構面白いのは救いではある。

実力主義が魅力的に映るのは若手

参入、および学習のハードル

現時点でそれなりの職についている方が本当に移るほど中長期的に魅力がある業界なのかという点については真剣に考える必要があるが、仮にそこは棚上げすることにする。問題になるのが、現時点では割と業界へ入るのも現時点ではハードルが高いという事実である。スキルが無いと入れないが、そのスキル自体がこの業界に入らないと身に着けにくかったりする。
完全に素人独習で進めると何が必要なのかもわからずめっちゃ効率悪い。高額なプログラミングスクールが蔓延るのもよくわかる。

東京にお住いの方々は東京のネガティブなところを見がちではあるが、殊こういう新しいジャンルの学習環境に関しては異常に恵まれている。人口は力である。海外では、もちろんロンドンやLAに住んでいて英語に困らなければ問題ないが、そもそも勉強会がかなりレアだし、現地語が多少喋れる程度でその輪に入るのが難しい国も割と多い。

ラーニングギルド

そういった点ではこのオンラインサロンは海外に限らず地方勢に結構おすすめである。

対象によってそれぞれの有効活用の方法が考えられるが、仮によちよち歩きのし始めた人にとってはこのギルドはなかなか暖かいコミュニティである。有識者の会話からは現状の業界構造の問題点や、習得すべきスキルが見えてくる。また代表の村上さんは講師経験もあるせいか自分のような初学者に対して絶妙にアドバイスをくれたり。色々な気付きを与えてくれたりもする。本来この種のコミュニティでは参加者はGiverでありTakerであるべきだが、現時点では正直自分はTakeの割合が高いと思う。

まあ将来どういうコミュニティになるかは全然わからないのではあるが、現時点では学びの多い仮想空間である。

これから

突然クロージングに移ることにする。〆切の時間の都合である。6:俺たちの戦いはこれからだ。7:

正直数年後自分のキャリアがどうなっていくかは、どこに住んでるかと同じくらい見えない所ではあるがとりあえず当面このまま突っ込んでいこうと思う。ガツガツ新しいスキルを磨きつつ、実戦に投入していきたい。

ダメだったら戻るか別の道を探しますわ。ではどこかでお会いしましょう。


  1. タイトルは投稿直前まで必要とわかってなくて勢いで書いた。内容と若干ずれてる気もする。 

  2. もし一度も聴いたことなければ、ググってみてもいいかもしれない。筆者はフラメンコの曲より好みである。Wikipedia 

  3. だいぶ古いためまれに異音が旧車會のごときハーモニーを奏でる。 

  4. 身も蓋もない主張ではある。 

  5. 日本の場合 

  6. というか〆切はすでに過ぎている。 

  7. 応援ありがとうございました。Yan先生の次回作にご期待ください坂道 

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