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LaravelのTrustProxiesミドルウェアとroute(),asset()メソッドで生成されるURLの関係

Last updated at Posted at 2024-01-27

前提

通信の流れは クライアント ➜ AWS ALB(SSL有) ➜ nginx ➜ php(Laravel) でクライアントはhttpsリクエストをしている。

上記条件の時にTrustProxies.php

$proxiesになにも設定しない場合

route(), asset()メソッドで生成されるURLはhttp://~~~になる

$proxies = '*'とした場合

route(), asset()メソッドで生成されるURLはhttps://~~~になる

なぜ$proxiesの設定でhttphttpsに変わるのか。

まず$proxiesになにも設定しない場合、プロキシから送信されるX-ForwardedヘッダーをLaravelが無視する。
無視されるヘッダの中には通信プロトコル情報のX-Forwarded-Protoも含まれる。
この場合Laravelはクライアントがhttp or httpsどちらでアクセスしてきているのか判別できないので、生成するURLはhttpで返す挙動になる。

一方で$proxies = '*'の場合、X-Forwarded-Protoヘッダを読み取って通信元のプロトコルをチェックする。
上の例ではプロトコルをチェックした結果、通信元がhttpsプロトコルでリクエストしていることがわかるので、route(),asset()で生成されるURLは合わせてhttpsにしている。

注意点

$proxiesのデフォルトは何も設定されてないので、そのままだとhttp://~~~のURLが生成されてしまう。
本番環境ではちゃんと$proxiesに値を設定すること!

参考

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