ネットワーク
ネットワーク階層構造
OS参照モデル | TCP/IPプロトコル | TCP/IPモデル |
---|---|---|
アプリケーション層 | HTTP、SMTP、POP3、DNSなど | アプリケーション層 |
プレゼンテーション層 | HTTP、SMTP、POP3、DNSなど | アプリケーション層 |
セション層 | TCP、UDP、アプリ層プロトコル含む | アプリケーション層 |
トランポート層 | TCP、UDP | トランスポート層 |
ネットワーク層 | IP | インターネット層 |
データリンク層 | LAN、WANの規格 | ネットワークインタフェース層 |
物理層 | LAN、WANの規格 | ネットワークインタフェース層 |
*データリンク層はMACアドレス宛先で通信を実施
・レイヤ2スイッチ
OSI参照モデルのデータリンク層該当
MACアドレスを参照してフレーム中継を実施。必要なポートだけに送信が可能。
レイヤ2スイッチが持つテーブルをMACアドレステーブルと呼ぶ
・ルータ、レイヤ3スイッチ
OSI参照モデルのネットワーク層に該当
IPアドレスを参照してパケット通信を実施。異なるIP同士でも通信可能。
ルータが持つデーブルはルーティングテーブルと呼ぶ
VLAN
・VLANとは?
Virtual LANの略。レイヤ2スイッチを複数の仮想スイッチに分割する機能。
VLANを使うことで、接続されている端末をグループ化し、仮想的なセグメントを構成することができる。
物理構成にとらわれない仮想的なサブネットを構成できる。
・どうやってVLANするの?
最も一般的な方法としてポートベースVLANが挙げられる。
スイッチの物理的なポート単位でVLANのグループを構成する方法である。
・気をつけることは?
異なるVLAN同士は同じレイヤ2スイッチに接続されていても直接の通信を行うことができない。
VLAN間通信を行うにはルーターやレイヤ3スイッチが提供する「ルーティング機能」が必要になります。
ルーティング
・ルーティングって?
宛先ホストまでにパケットを届ける経路制御のこと。
OSI参照モデルのネットワーク層の機能として定義される。
・どうやってルーティングするの?
ルーターやレイヤ3スイッチはルーティングテーブルをもち、
ルーティングテーブルと受信パケットの宛先IPを参照して、転送する。
・ルーティングする方法は?
スタティックルーティングとダイナミックルーティングがある。
前者は手動でルート情報を追加/更新する。作業負荷が高い。
後者はルーティングプロトコルにより自動的にルート情報を追加/更新する。障害時の冗長化も提供される。
代表的なルーティングプロトコルはRIP・OSPF・EIGPP。
IEEE802.1Q タグ
・何それ?
IEEE802.1Qはスイッチ間リンクを流れるフレームをタグ付けするためのIEEE標準規格。
タグはVLANを識別するためのVLAN IDが含まれる。