経緯
Azure for Students の無料クレジットで VPN サーバを動かしていました.無料クレジットは $100 相当なので単純計算で $8.33 ぐらいに収める必要があります.
そこで,Azure の試算ツールを用いて月の通信を何GB以内にすれば一年間使い続けられるのか求めます.
Azureの試算ツール:https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/calculator/
<条件>
リージョン:東日本
インスタンス:B1ls(1コア,RAM 512MB)
OS:Ubuntu
OSディスクサイズ:Standard SSD E4 32GB (デフォルトでは 30 GB になりますが計算を簡単にするため 32GB で計算させます.)
結論
月に 11GB までしか通信できません.
これでは困るので "OSディスクサイズ" を小さくして費用を下げます.
仮に Standard SSD の E1 (4 GB) なら月 28 GB まで通信可能です.
手順
既に Azure 上で VM が動作していることを前提とします.
- VM の VHD をダウンロードする.
- VHD をリサイズする
- リサイズした VHD を OS ディスクにする
- 以前のディスクを削除する
1. VM の VHD をダウンロードする.
Azure Portal から VM のディスク→設定→ディスクのエクスポートで vhd ファイルが取得できます.aria2 などレジューム機能付きのダウンローダを使うことをおすすめします.
https://portal.azure.com/signin/index/
2. VHD をリサイズする
ディスクの管理から VHD をマウントしたらこちらの方法でリサイズします.
https://qiita.com/yangniao23/items/0cc08101c856c7eed924
具体的には 4 GB 分以外は未割り当ての状態にします.
リサイズしたら Hyper-V マネージャから 可変 vhdx 形式に変換,縮小,固定 vhd 形式に変換をします.
3. リサイズした VHD を OS ディスクにする
Azure へのアップロードには Azure Storage Explorer を使います.winget
で取ってきましょう.
winget install Microsoft.AzureStorageExplorer
Azure Storage Explorer のインストールが完了したら,認証を済ませて Disks タブから任意のリソースグループを選択し"アップロード"をクリックしてください.
vhdファイルをアップロードする際は "OS の種類" を "Linux" に, "アカウントの種類" を "Standard SSD" に変更することをお忘れなく!
アップロードが完了したら Azure Portal から先程アップロードしたディスクを選択し,VMの作成を開始してください.
4. 以前のディスクを削除する
VMの作成までひとしきり終了したら以前のディスク及びVMは不要です.削除しましょう.