VB6からVB.Netへのマイグレーションプロジェクトを何回か経験してきました。
経験ある方はご存知だと思いますが、VB6→VB.NETにマイグレーションするにはVisualStudio2008までついいていたマイグレーション機能が必要になります。
基本的にウィザード形式で1プロジェクトごとにマイグレーションしていくのですが、中にはvbpファイルが数十個あるシステムがあったりと手作業でやっていくには面倒なことがあったので、コマンドラインで一括でマイグレできないかを調査したところ、以下のコマンドで出来ました。
Rem 以下は、VS2008のインストールパスです。他のバージョンのVSを使用する場合は適宜パスを変更してください。
cd C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 8\VB\VBUpgrade\
Rem 上記パスに移動するとVBUpgrade.exeと言うものがあります。こいつにオプションを付けてキックします。
VBUpgrade vbpファイルのパス /Out 出力先パス (その他オプション)
Rem 例としては、以下のようになります。
VBUpgrade C:\src\vb6\Hoge.vbp /Out C:\out\Hoge
その他のオプションは以下のページに書かれています。(/Verboseと/logfileオプションは付けたほうがいいですね。)
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/6fc5h7by(v=vs.90).aspx
以下、余談
ここまで来たらお次は莫大な数のコンパイルエラーと警告との戦いとなります。
サードパーティ製のOCXなんか使っているとそれこそ数百件のエラーが出てきますのでほんと大変です・・・。
平成生まれのエンジニアとしては元ソースの作成日時が生まれる前とか物心がつく前だったりすので、時代を感じながら楽しんで(?)作業しております(-.-;)