はじめに
みなさん、IBM Videoというサイトをご存知でしょうか?
IBMが提供する製品をショート動画でわかりやすくご紹介している動画サイトです。
- スキルアップしたくてもなかなか時間が取れない
- 気になる製品があるけど、マニュアルを読んで理解するのはきつい
- 製品の特徴やメリットをクイックに知りたい
という方には、うってつけの動画を提供するサイトです。
興味のある方はぜひご覧いただければと思います。
今回ご紹介する動画へのリンク
5分で知るIBM Concertの活用例 SBOMによるソフトウェアコンポーネント管理編
IBM ConcertによるSBOMを活用したソフトウェアコンポーネント管理とは?
概要
IBM Concertは、アプリケーションに含まれるソフトウェアコンポーネントを効率的に管理するためのツールです。特にSBOM(Software Bill of Materials)を活用することで、複雑化するソフトウェア環境のリスクを可視化・管理します。
SBOMとは?
- ソフトウェア部品表(SBOM)は、アプリケーションの構成要素とその依存関係を詳細にリスト化したものです。
- 各コンポーネントの詳細情報を一覧で確認でき、脆弱性やライセンスのリスク管理を容易にします。
- 近年、SBOMは規制の対象として重要性が高まっており、EUのサイバーレジリエンス法(2024年10月施行)にも適合する必要があります。
IBM Concertの機能と活用法
デモ
可視化機能
- アプリケーション環境内のコンポーネントを一覧表示し、リスクの有無を一目で確認。
- 例:4,510件のコンポーネント中、1,159件にリスクありと識別。
リスク分析機能
- 古いバージョン:1,070件
- ライセンス問題:41件
- 脆弱性:31件
- サポート終了:17件
各リスクに対して詳細を確認し、優先的に対応すべき項目を判断できます。
ライセンス管理
- 使用されているライセンスを一覧で確認し、法的リスクを回避可能。
詳細分析
- 個別のパッケージについてバージョンや信頼性スコア、ライセンス状態をチェック。
- 関連リポジトリや環境の情報と連携し、適切なアクションを特定。
導入メリット
- ソフトウェア環境全体を可視化し、脆弱性やライセンス違反リスクを迅速に特定。
- 法規制への適合を強化し、コンプライアンス対応を支援。
- 効率的な管理プロセスにより、手作業での管理負担を軽減。
まとめ
IBM Concertは、SBOMを活用したソフトウェア管理により、セキュリティとコンプライアンスの強化を実現します。デモでは具体的なリスク特定や管理手順が紹介され、実際の運用イメージが示されました。
このソリューションを導入することで、企業はより安全で効率的なソフトウェア運用を目指せます。
参考
5分で知るIBM Concertの活用例 SBOMによるソフトウェアコンポーネント管理編