はじめに
皆さん、コロナも明け、外で仕事をする機会は増えましたか?
そんな私も週に数回はお客様先をコールするようになりました。
外に出たら一番先に何をするのか、そうです、自分のパソコンをネットに繋ぎます。
ただ、ネットにつながったはずなのに、ホームページが開けない、メールが見れない、なんてことはないですか?
時には、ネットにつながっているにも関わらず、接続先のサーバーがダウンしている、なんてこともありました。
そんな時に私が試している方法(あまり大した話ではありませんが)をご紹介します。
自分のパソコンがネットにつながっているのか?
以前は、Googleに対してpingコマンドを発行し、replyがあるかどうかで判断していました。
毎回、「Google様に無駄な通信を発生してしまい、申し訳ない」気持ちでいっぱいだったのですが、ある日を境に、pingではなく、別のコマンドを使うようになったよ、というお話です。
なぜ、pingを使わなくなったのか?
一番の理由はキーボードで打ち込む文字数が多いことです。
例えば
$ ping www.google.com
「スペース入れても、たかだか、19文字でしょ」と思われたかもしれませんが、電車の中だとキーボード操作がしづらかったり、揺れたりなんかするとタイプミスを起こしやすいです笑
さらにGoogle様にICMPメッセージを送信しますし、Ctrl-Cでpingコマンドを停止する必要があります。
あと、まれにですが、ネットにはつながってはいるものの、DNSサーバーが不調で名前解決に失敗し、相手先サーバーと通信ができなかったという事象も経験しました。
/etc/resolv.confをcatして、ちゃんとDNSサーバのアドレスを取得できているのか、そのDNSサーバに接続して、名前解決が正しく行われているのかをnslookupコマンドで調べたりしていたものです。いやー、面倒極まりない。
今は、digコマンドを使ってます
こんな面倒な作業から解放してくれるのがdigコマンドです。
やり方は簡単です。
$ dig
と入力するだけ。それもたった3文字で、しかもCtrl-Cでコマンドを中断する必要もありません。
digコマンドは引数にホスト名を指定することができ、ホスト名を指定した場合は、そのホスト名の名前解決を実施し、IPアドレスを返却してくれます。ただし、引数に何も指定しない場合は、単にDNS会の頂点に立つroot DNSサーバ(神DNSサーバ)に通信をとり、現在応答可能なroot DNSサーバとそのIPアドレスを返してくれます。
これが何を意味しているのかって。。。
はい、
- 自分のパソコンがネットにつながっている
- DNSサーバと通信ができ、ホスト名の名前解決の準備ができている
ことを意味するのです。
たったの3文字を入力するだけで、pingコマンドを使っていた時の煩わしさが一気に解決されました。
終わりに
「pingで確認してたよ」という人が一番多く、「digコマンドを初めて知った」という方も結構いましたが、皆さんはいかがですか?
少しでも皆さんのネット・ライフに貢献できたら幸いです
参考