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【参加レポート】Amazon Bedrock Prototyping Camp に行ってみた

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はじめに

先日「Amazon Bedrock Prototyping Camp」に参加してきましたので、そのレポートです。

きっかけ

現在弊社ではキャリア支援サービスの「ミートキャリア」を手掛けています。
今後このキャリア支援サービスで培ったノウハウやデータを活用して、その人に合ったキャリアやマッチする求人を提案するようなサービスを開発しようとしています。

この開発においてユーザーや求人のデータを分析してマッチングする機能で生成AIが活用できないかと考えました。

ちょうど「Amazon Bedrock Prototyping Camp」という1日かけてAWS上で生成系AIのプロトタイプの実装までを行うイベントがあるとAWSの方に教えてもらいました。
実際に触ってみるのが一番理解も早いし、生成AIに関する知識がない初心者でもOKとのことだったので参加することにしました。

イベント参加まで

事前に対応する必要があったのは、事前アンケート(生成AIでどのようなことをしたいか、どのようなデータを使うか等)への回答と作成したプロトタイプの検証で使用するデータを用意するだけでした。
AWSの設定は当日のハンズオンで行うとのことだったので、その他特に準備するものはありませんでした。

イベント当日

イベントの会場はAWSの目黒アルコタワーのオフィスです。(ほぼ目黒雅叙園?)
受付を済ませて会場に入るとスクリーンに会社ごとの席順が表示されていました。
自分は単独での参加でしたが(自分一人しかエンジニアがいない)、2〜4名くらいで参加している会社が多かったと思います。
年齢層は20代〜40代くらいまで幅広く女性も多かったので、昨今の生成AIへの関心の高さを感じました。

イベントの流れ

今回のイベントの大まかな流れとしては、午前中に生成AIの基礎知識の座学と Amazon Bedrock の導入設定を行い、 ランチ休憩を挟んで午後からは各自でプロトタイピングを作成していくというものでした。

午前中の座学では、生成AIの基礎知識や Amazon Bedrock の概要、生成AIのモデルの作成方法などを学びました。 また、生成AIのプロダクトへの導入事例やユースケースの考え方などビジネスよりの話などもありエンジニア視点以外のものも学べました。

個別の質問は特に時間を設けてはいなかったのですが、質問用のスプレッドシートが用意されておりそこに記入することで、 リアルタイムにAWSのサポートメンバーの方が回答してくれるため気軽に質問できて良かったと思います。

今回自分が特に印象に残っていることが、「生成AIの場合深く考えるよりもすぐに検証した方が早いことが多い」というものでした。
生成AIのモデルの検証においては実際にデータを使って検証しないとわからないことが多く、プロンプトやRAGのデータチューニング、そしてユーザーからのフィードバックで精度をあげていくので検証を繰り返すことが重要だと感じました。

これらの内容はgithubに公開されているので実際にプロダクトに導入する際にも参考にしようと思います。
https://github.com/aws-samples/aws-ml-enablement-workshop

ランチ休憩

ランチ休憩ではグリルチキンのトマトソースのおしゃれなお弁当が用意されていました。
また、お菓子や飲み物も自由に取れるようになっていて、ランチタイムはリラックスして過ごすことができました。

プロトタイピングの作成

午後からは、実際に生成AIのプロトタイプを作成していきます。
この時間はAWS のサポートメンバーの方が各グループで ビジネス面・技術面のディスカッションやアドバイスをしてくれました。

システム構成を考えているところで、以前からオンラインのMTGなどでやりとりをしているAWSのソリューションアーキテクトの方とお会いできたので、システム構成やプロンプトなどのチューニングについてディスカッションをしました。ホワイトボードを使って説明してもらったり、実際にデータやコードを見てもらったりすることもできたので、これはオフラインでのイベントの良さでもあるなと思いました。

ちなみに今回プロトタイプで作ろうとしたものの構成図は以下のようになります。
生成AIを使ったプロダクトというともっと複雑なものを想像してしまうかもしれませんが、Bedrockまわりも含め わりとシンプルなものになったと思います。

プロトタイプ構成図
figure01.png

所感

これまで生成AIに関する知識はあまりなかったのですが、このイベントに参加して生成AIの基礎知識を学ぶことができ、 また実際にAWSのサービス(Amazon Bedrock)を使って プロトタイピングを作って動かすところまで1日でできたのでとても有意義でした。
実際に触ってみることで理解が深まり、なんとなくとっつきにくかった生成AIに対するハードルが下がったと感じました。

また、AWSのサポートメンバーの方々が親切で、質問にも丁寧に答えてくれるので初心者でも安心して参加できるイベントだと感じました。
今後生成AIへの需要はますます高まっていくはずなので、 興味がある方は是非このようなイベントに参加してみるのが良いかなと思います。

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