現状
これまでのふりかえり手法は、Sprintの良かったこと・改善点をTrelloを使用し、列挙してもらい、それについて浅く広く話し合い、次Sprintでやることを話すということを行っておりました。
この手法で、ふりかえりが出来ているのか心配になった僕は、希望と懸念というフレームワークを使用して、ふりかえりを行いました。
これまでのふりかえりのふりかえり
- 良かったこと
- そのSprintでどう感じてたか?がある程度わかる
- ある程度、時間に応じて話すべき内容と話さなくてよい内容が決められる
- 次どうしたら良いか?まで話し合える
- 基本的に時間通り
- 改善点
- ファシリテーター(僕)の腕にかかっている
- あまり一つの問題に深く考えることが出来ない
- 発言量が減ってしまった
希望と懸念で行ったこと
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基本的な手法はこの本を参考にさせていただきました
- 懸念リストをTrelloに作成し、懸念カードを追加する
- 懸念は、今後の問題や不安を書く
- 書いたカードをどういうものか20秒で共有
- 希望リストをTrelloに作成し、希望カードを追加する
- 希望は、今後どうしたいか?どう変わりたいかを書く
- 20秒で共有
- Trelloのアサイン機能を使って、話したいテーマを3つ選びアサイン
- 投票数が多かった、2枚のカードについて深く話し合った(ここは全員が現状どう思っているかを話した)
結果的には、漠然と懸念があったことが、
- 今はやらなくていい
- そんなことは思っていない
という結論になり、懸念が2個解消されました
希望と懸念のふりかえり
- 良かったこと
- チームで決めたテーマでふりかえりが出来る
- チームが今一番Hotな希望や懸念を知ることが出来る
- いつもより発言数が増えた
- 前回の手法より、これを解決しないといけないという責任感が強くなった
- 新しいふりかり手法(テーマ決めの手法)を使用し、新鮮味があった
- 改善点
- そのあとのふりかえり手法を決めていなかったため、そこがフワッとした話し合いになってしまった
- 色々意見を出すため、他にも話したいと思う、不完全燃焼感があった
- 懸念がコミュニケーション不足なことであった場合、次のステップに繋げられていなかった(ファシリテーターとして、再発防止に繋げられなかったのが反省)
- 希望や懸念が出せない人に対しての配慮があるとよい
希望と懸念はどういうチームにおすすめか?
- ふりかえりがマンネリ化しているとき
- チームメンバー同士のコミュニケーションが足りていないチーム
- そもそも何をふりかえれば良いか?わからないチーム
次に行うふりかえり
- 今回出した希望と懸念のリストは取ってあるため、新しいカードを追加し、投票を行う
- 5つのなぜを使用し、根本原因を追究する
- できたら、SMARTな目標を使ってみる