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希望と懸念で明らかになるチーム

Last updated at Posted at 2022-02-13

現状

これまでのふりかえり手法は、Sprintの良かったこと・改善点をTrelloを使用し、列挙してもらい、それについて浅く広く話し合い、次Sprintでやることを話すということを行っておりました。
この手法で、ふりかえりが出来ているのか心配になった僕は、希望と懸念というフレームワークを使用して、ふりかえりを行いました。

これまでのふりかえりのふりかえり

  • 良かったこと
    • そのSprintでどう感じてたか?がある程度わかる
    • ある程度、時間に応じて話すべき内容と話さなくてよい内容が決められる
    • 次どうしたら良いか?まで話し合える
    • 基本的に時間通り
  • 改善点
    • ファシリテーター(僕)の腕にかかっている
    • あまり一つの問題に深く考えることが出来ない
    • 発言量が減ってしまった

希望と懸念で行ったこと

www.amazon.co.jp/dp/B08R9J4FQK
基本的な手法はこの本を参考にさせていただきました

  • 懸念リストをTrelloに作成し、懸念カードを追加する
    • 懸念は、今後の問題や不安を書く
  • 書いたカードをどういうものか20秒で共有
  • 希望リストをTrelloに作成し、希望カードを追加する
    • 希望は、今後どうしたいか?どう変わりたいかを書く
  • 20秒で共有
  • Trelloのアサイン機能を使って、話したいテーマを3つ選びアサイン
  • 投票数が多かった、2枚のカードについて深く話し合った(ここは全員が現状どう思っているかを話した)

結果的には、漠然と懸念があったことが、

  • 今はやらなくていい
  • そんなことは思っていない

という結論になり、懸念が2個解消されました

希望と懸念のふりかえり

  • 良かったこと
    • チームで決めたテーマでふりかえりが出来る
    • チームが今一番Hotな希望や懸念を知ることが出来る
    • いつもより発言数が増えた
    • 前回の手法より、これを解決しないといけないという責任感が強くなった
    • 新しいふりかり手法(テーマ決めの手法)を使用し、新鮮味があった
  • 改善点
    • そのあとのふりかえり手法を決めていなかったため、そこがフワッとした話し合いになってしまった
    • 色々意見を出すため、他にも話したいと思う、不完全燃焼感があった
    • 懸念がコミュニケーション不足なことであった場合、次のステップに繋げられていなかった(ファシリテーターとして、再発防止に繋げられなかったのが反省)
    • 希望や懸念が出せない人に対しての配慮があるとよい

希望と懸念はどういうチームにおすすめか?

  • ふりかえりがマンネリ化しているとき
  • チームメンバー同士のコミュニケーションが足りていないチーム
  • そもそも何をふりかえれば良いか?わからないチーム

次に行うふりかえり

  • 今回出した希望と懸念のリストは取ってあるため、新しいカードを追加し、投票を行う
  • 5つのなぜを使用し、根本原因を追究する
  • できたら、SMARTな目標を使ってみる
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