Typescript で スプレッド演算子を使った いわゆる mapping(copy) した時の注意点

結論

見てもらったほうが速いので
実行環境をを示します。

実行環境はこちら

Typescriptを使って型mappingしたら　思っていた意図と違う結果が返ってきました。

型 Shipから　型　AnotherShip　に内容をマッピングするという
単純なコードです

コード

Sorahune.ts

// 船
interface Ship {
    id   : number
    name: string
    cap: string
    member: string
}

interface AnotherShip {
    id   : number
    name: string
    member:string
}

const sorafune: Ship = {
    id: 1,
    name: "sonofune",
    cap: "omae",
    member:"TOKIO",
}

const map: AnotherShip = { ...sorafune }


//期待としては　capというプロパティははなくなっていてほしい
console.log(map)

結果

javascriptにコンパイルされた結果は以下のようになってます。

Object.assainメソッド[mozilla]
を見ていただければわかるように、Objectを丸ごとコピーしており、
capプロパティは削除されていません。

Sorahune.js

"use strict";
const sorafune = {
    id: 1,
    name: "sonofune",
    cap: "omae",
    member: "TOKIO",
};
const map = Object.assign({}, sorafune);
console.log(map);

実際のコンソール画面です。

当たり前ですが、仮にmapping先(AnotherShip)に
Shipにないプロパティが存在していた場合、そこでコンパイルエラーになります。

ではでは。