GPT-4
が出てから、「ChatGPT-4」という表現が散見されます。「これって正しい表現なの?」と疑問思ったので書いた記事です。
Azure のこの記事に以下の記述がありました。
ChatGPT および GPT-4 モデルは、会話インターフェイス用に最適化された言語モデルです。
この表現から、ChatGPT
とGPT-4
というのはいずれもモデル名であることが分かります。
公式では「ChatGPT-4」 とは呼んでなさそうでした。GPT-4の紹介ページではそのような表現はありません。
同じくGPT-4
紹介ページではGPT-4
とChatGPT
を比較している表現で以下のようなものがありました。
GPT-4 surpasses ChatGPT in its advanced reasoning capabilities.
Google翻訳: GPT-4 は、高度な推論機能で ChatGPT を上回ります。
一方で、OpenAIが提供しているチャット形式のツール のことを、Introduction ページでは「Try ChatGPT」などと表現したり、そのチャットツールの有料版のことを「ChatGPT Plus」と呼んだりしています。そのことからChatGPT
モデルとGPT-4
モデルの両方が使えるツール自体を「ChatGPT」 と呼んでいるようなとこもあります。
結論: 「ChatGPT-4」とは呼ばないのが正しい。「ChatGPT」という表現はモデルとツールのどちらを指すか不明瞭な表現。