ネットでちょっと調べて見ました。
PC-8001は単体だとBASIC(N-BASIC)が起動します。
フロッピーが使える場合はDisk BASICかCP/Mを起動させ利用していました。
ROMの8Kの拡張領域の先頭に"AB"があるとその後のROMのコードを実行するようです。手元のPC-8001で試したところバグがあり動きませんでした。
PC-8001でフロッピーディスクを利用するためにはIOポート(PC-8033)とミニディスクユニット(PC-8031など)が必要です。IOポートにはパラレルIOの8255が入っていてミニディスクユニットにも8255が入っていて互い違いに接続しているようです。ミニディスクユニットにはZ80とフロッピーコントローラー(FDC)が入っています。
PC-8001の168,000円はどうにか手が届きましたがPC-8031は310,000円で高嶺の花でした。
起動後にミニディスクユニットとIOポートが接続されている場合で、ディスクが入っている場合は、そのディスクの内容(IPL)をメモリにコピーしてそれを実行します。
PC-8001は1979年に発売されましたが、外付けのミニディスクなども同時に発売されたようです。
この仕様はPC-8801やPC-9801に引き継がれます。
PC-8031にはシステムディスクが付属していたようです。
PC-8001で現代の外部記憶装置を作る方法は二つあって、一つはPC-8031互換で作る方法になります。この場合システムディスク相当のプログラムを入手する方法が問題になります。もう一つの方法はSD-DOSのように新しい仕組みで、それをサポートするプログラムを使う方法です。
マイクロソフトが作ったAltair BASICは8Kですが、ROMのN-BASICは24Kもあります。なんからの機能が含まれているのではないかと思われます。
N-BASICをDisk BASICとして使う場合はおそらくシステムディスクにDisc BASICの初期化などの処理が入っていてそれが実行された後、本体のN-BASICをコールドスタートさせているのではないかと思われます。
ROMのN-BASICにはDisc BASICの処理も入っているものと考えられます。
Disk BASICを試してみたいが、SDとAVRでPC-8031互換のハードを作られている人がいるようだが、公開はしていないようだ。システムディスクの内容も必要になるしちょっと難しいかも。
間違いあったらご指摘ください。
参考文献